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ドライシンドローム(乾燥症候群)

秋が深まる10月は、空気が乾燥し、

身体のさまざまな乾燥症状が起こりやすくなります。

カサカサの肌(ドライスキン)

目の乾燥(ドライアイ)

口の乾燥(ドライマウス)

鼻の乾燥(ドライノーズ)

こうした、様々な症状を、乾燥によって起きる一連の症候群

「ドライシンドローム」と考えるようになってきました。

原因は、エアコンの使用、睡眠不足、口呼吸、

高カロリーな食事、パソコンやテレビなど、生活環境の問題もありますが、

秋や冬は乾燥する季節なので、症状が起こりやすくなるのです。

中医学では乾燥の症状は、

身体の潤い成分である、「水(すい)(津液)」や「血(けつ)」の不足から起こると考えられています。

また、「腎陰(じんいん)(水や血などの体を潤す要素)」の不足も乾燥を招く要因になります。

「腎」は加齢とともに衰え、腎陰も不足しがちになるので、

年とともに身体の潤いは減少していきます。

喉や鼻の粘膜が乾くと、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、

感染症にかかりやすくなってしまいます。

乾燥は、アトピーなどの皮膚病の悪化、咳、便秘などの不調にもつながります。

しっかり対策して乾燥に負けない、潤い体質を目指しましょう。