蓄膿症・鼻茸

蓄膿症・鼻茸とは?

蓄膿症は「副鼻腔炎」とも呼ばれ、鼻腔(鼻の穴の内側)と隣接する骨の中の空洞(副鼻腔)に炎症が起こった状態を指します。
鼻詰まり、鼻水、頭痛や顔面痛など、様々な症状が生じます。
炎症が4週間以内に治まれば急性、12週以上続けば慢性と診断されます。

鼻茸は「鼻の中にできるポリープ」で、副鼻腔の内部の粘膜が腫れてキノコ状になったものです。
大きくなると鼻呼吸をしづらくなり、もののにおいがわかりにくくなります。

漢方における蓄膿症・鼻茸の治し方

中医学では、鼻は空気の通り道なので「肺」と関係があり、粘膜をつくるのは食べ物を消化する「脾胃(胃腸)」であると考えます。

蓄膿症は、「肺」や「脾胃」に過剰な熱や「湿(余分な水分)」が体内に溜まっていると考え、炎症や鼻汁が黄色く粘り臭くなるといった症状があらわれます。

鼻茸は、蓄膿症と同様に「肺」や「脾胃」に過剰な熱や「湿(余分な水分)」が体内に溜まり、痰(体液の塊)、瘀血(血が滞った状態)が重なった状態と考え、鼻呼吸をしづらくなり、もののにおいがわかりにくくなる症状があらわれます。

鼻茸は手術をして取り除いても、再発率が高いと言われています。

「痰湿」という体質を改善し「水(水分代謝)」や「血(血流)」の巡りを良くすることが大切です。
冷たい飲み物などは胃の消化力を落とすため、避けたほうが良いでしょう。

~お話をお伺いし、症状や体質に合わせて、お薬や養生法などをご提案いたします~