乾癬とは？
乾癬とは、「炎症性角化症」という皮膚の病気に分類され、皮膚の赤み、かゆみと表皮の新陳代謝が異常になり、次から次と落屑が増えていく疾患です。
感染症ではないため、感染はしません。
乾癬には、尋常性乾癬、適状乾癬、膿疱性乾癬など種類がありますが、一番多いのは尋常性乾癬です。
正常の表皮細胞が入れ替わるターンオーバーは約28～40日、乾癬の皮膚は4～5日で入れ替わるので落屑が異常に増える原因となります。
はっきりした原因は分かっていませんが、遺伝的素因の他に、外的因子として気候・ストレス・喫煙・食生活 内的因子として糖尿病・肥満・コレステロールが高いなどが加わって発病すると、考えられています。
症状として、境界ははっきりした紅色で、丘疹で銀白色の鱗屑を伴うことが多く、頭部、膝頭、ひじ頭、腰部に好発します。足や臀部は治りにくいと言われています。
鱗屑を掻くと点状出血（アウスピッツ現象）が出るのが特徴で、健常の皮膚に刺激を与えると乾癬を引き起こします（ケブネル現象）。
爪は、60％の患者に点状陥没、爪の甲が混濁、肥厚などの爪の異常がみられます。
写真：乾癬症例・背中
漢方における乾癬の治し方
「皮膚は内臓の鏡」と言います。
内臓の弱りが皮膚に出てきます。皮膚と同時に内臓を治していきます。
角質が固い、雲母のようなフケ状の物（鱗片）・・・瘀血 堅いのは局部の血流が悪いから
関節の腫れ・・・湿熱
赤い・・・血熱
膿疱・・・毒熱
その時の症状、体調に合わせて漢方薬と漢方外用薬を使います。
生活養生、食養生を根気よく続けることが大事です。
乾癬の特徴はフケ状の物（鱗片）が多く落ちるので中医学では「銀屑病」といいます。
美容上、精神的な苦痛も多いのですが、他人に感染することはありません。
乾癬が漢方薬でよくなったお客様例
30代 女性
写真：治療前
写真：治療約6ヶ月後
紅斑は全くなく、漢方薬は休んでいます。
～お話をお伺いし、症状や体質に合わせて、お薬や養生法などをご提案いたします～
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