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梅雨時の不調対策1・外湿
湿気の多い季節は湿邪(しつじゃ)が身体に入りやすくなり、
さまざまな不調が現れます。まず湿邪は水なので、水は重い。
したがって、湿邪には重いという特徴があり、
頭や身体が重い、頭がすっきりせず身体の動きが鈍くなる、といった症状が現れます。
普段から血行が悪く、水分代謝が悪い人は注意しましょう。
水分代謝がさらに悪化し、身体のむくみが普段よりひどくなることがあります。
湿邪はもう一つ、汚い水分なので濁る、すなわち濁(だく)という特徴があります。
皮膚のトラブル、分泌物が多くジュクジュクするなど、皮膚が不安定な状態になります。
皮膚の慢性疾患のある人は、この時期、特に注意しましょう。
そして、
・尿の濁り、残尿感、排尿痛など、尿トラブルが多くなる。
・湿は下に集まるので、女性はおりものが多くなる。
・舌に苔がたまりやすく、口の中がネバネバする。
等とくに身体の不調を感じていなくても、このような状態に気づいたら要注意!
湿邪は、たまってしまう前に毎日すこしずつ取り除くことで、
症状を抑えることができます。
利尿作用のある飲み物や、香りの良い食材を選んで湿邪を発散し、
身体にためないよう心がけましょう。
*気になる症状
頭や体が重い、むくみやすい、皮膚のトラブル、尿のトラブル
*食養生
利尿作用のあるもの、香りの良いもので、余分な水分を取り除き湿邪を発散させましょう。
しそ、もやし、春雨、冬瓜、お茶、コーヒー、ココア
参考:漢方の知恵袋
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「生まれてくる赤ちゃんのために。」
女性は出産まで、
バランスの良い食事、飲酒喫煙の禁止など
言われるかと思いますが、
意外と知られていないことが、
目の酷使、夜更かしをしない。という事です。
PCやスマホなどで目を酷使、夜更かしをすると、血液循環が悪くなり
赤ちゃんに届けられる血液や栄養物が減り、
健全な身体をつくり難くしてしまいます。
そのままでいると、軽くてアトピー性皮膚炎、
さらに危険な要素を抱える事にもなります。
男性は、まず禁煙をお願いします。
ベランダで吸えばいいでしょ?・・ではだめなんです。
あなたの呼気からは、喫煙後何時間も有害物質が吐き出されています。
同居の女性が影響を受ければ、血管は収縮、血液循環は悪化し、
赤ちゃんの身体作りを邪魔します。
漢方で出来ることもたくさんあります。
母体のむくみや妊娠中毒を防ぎ、出産、育児にそなえる漢方です。
服用してはいけないものもあります。
妊娠中、出産後の体調を整える、
あなたに合った漢方薬をお出しします。
ぜひ、ご相談にいらして下さい。
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クルミで脳を活性化
9月30日は「クルミの日」
長野県東御市などの、くるみ愛好家が制定したそうです。
「く(9)るみ(3)はまるい(0)」の語呂合せ。
クルミはビタミンB1、ビタミンEが多く含まれており、
腰痛、便秘、肌荒れなどに効果的です。
脳の活動を向上させる効果もあります。
そんなクルミを使ったお汁粉を作ってみませんか、
緑豆とくるみが入ったレシピです。
利尿作用があり、むくみをとる効果がある、緑豆。
脳の活動を向上させる、といううれしい効能のくるみ、
この2つが入ったレシピ、
実は失敗から生まれたものなのです。
緑豆を煮たら、皮がはがれ、お客様にお出しするのも、
スタッフのおやつにするのも、う~ん、いまいち(・・;)
ということで・・・
ミキサーにかけたら!?
と、かけたところ、おいしいと評判のスイーツになったのです。
ぜひ、作ってみて下さいね。
詳しい作り方はこちら ⇒ 緑豆とくるみのお汁粉
むくみを取り、脳の活動を向上させる効果がある、お汁粉です。
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「ツボ:ひざの痛み・曲泉と陰陵泉」
~血液、リンパなどの流れを整え、痛みを軽減。~
ひざの痛みの原因は、老化によって膝の軟骨がすり減って起こる変形、
太ももの筋力の衰えなど、さまざまです。
立ったり、座ったりや、階段の上り下りが辛くなったり、
ひどいと歩くのさえ、苦痛になります。
ツボ押しで、筋肉や骨の損傷を治すことはできませんが、痛みを和らげることは可能です。
膝が痛くてつらい時に即効性のあるツボを二つ紹介します。
曲泉(きょくせん)と陰陵泉(いんりょうせん)です。
ツボ名の「泉」は血液、リンパなどの源のこと。
生命エネルギーが泉のように湧き出る場所として、重要なツボの場所。
「泉」は「湧泉」でも同じような事をお伝えいたしましたね。
これらを押すと、痛みだけでなく、むくみやだるさも取り、
すっきりしますよ。
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梅雨時の薬膳
梅雨時におすすめの薬膳は「湿気を追い出すもの」
美肌によい ハトムギ 緑豆 緑豆もやし 緑豆春雨 冬瓜
写真:ヨクイニン(ハト麦)
体力のもととなる「気」を補う
トウモロコシ 小麦 七分づき米 大豆製品
インゲンマメ 卵 鮭 など
ハト麦はたくさん茹でて、冷凍しておくと便利です。
サラダに加えたり、炊き込みご飯もおすすめです。
炊くときに 米1カップに緑豆と、茹でたハト麦を各大さじ1杯いれて、炊きます。
ぜひ、作ってみて下さいね。
ハト麦は外から「殻→薄皮→渋皮→子実」となっており、
渋皮を取り除いたものが漢方薬でいう「ヨクイニン」です。
オンラインショップ⇒ヨクイニン
緑豆は、ぜんざいにしても美味しいです。
オンラインショップ⇒緑豆