ブログ

便秘に使う漢方生薬

漢方の便秘薬の多くは油脂を豊富に含む種で、腸管と便を潤滑にして動きやすくしています。

とくに病気の長い人・高齢者・産後など、乾燥して水分や血が少なくなっている乾燥便秘に適しています。

産後はお産の時の出血や、授乳で非常に水分と血液をとられます。

ブログあなただけの便秘解消法の1番の「気が不足するタイプ」・2番の「血が不足するタイプ」と

3番の「水の足りないタイプ」に当てはまります。

 

症状により、潤す漢方薬や血を補う当帰なども加えます。

3番の乾燥タイプなら乾燥して便秘になったのですから潤す食べ物や漢方薬。

2番の血が足りなければ当帰など血を補って潤す漢方薬は便秘を治すだけでなく、肌色もピンク色になり潤って体も温まります。

漢方薬の使い方は1種類を飲むのではなく、体質に合った処方の中に含まれています。

体質を治しながら自然に良くしていく考えです。1種類では効果がないか、強すぎます。

必ず漢方の専門家に相談してお買いください。

 

蜂蜜もなんと便秘薬です。虚弱者や乾燥便秘にお湯で薄めて飲みます。

蜂蜜はほかには乾燥した咳にも薄めて飲んだり、胃腸の弱い人の胃痛に漢方煎じ薬に加えたりすることもあります。

スムージーに毎日少量加えるのも効果的です。1日9~30g

1歳未満のお子さんにはあげないで下さい。

 

麻子仁(ましにん)麻の種

滋養作用もあり、乾燥便秘に良い。

 

杏仁 あんずの種 杏仁豆腐の原料

写真:杏仁豆腐

潤すので乾燥した咳が止まらない人や乾燥便秘に良い。

ほんものやの杏仁(きょうにん)をミキサーで細かくして絞った汁で作った杏仁豆腐は

素晴らしい香りがしてのど越しもよく、私はよく病人のお見舞いにもっていきます。

病院は乾燥して便秘になりやすいのでとても喜ばれます。

作り方は拙著「どうせ食べるなら美のもと 薬膳スイーツ」をご覧ください。

 

何首烏(かしゅう)ツルウメモドキ

乾燥タイプに良く、抜け毛、早期白髪、足腰のだるい人に長期飲める滋補の良薬です。

漢方ウエマツ薬局HPにお問い合わせ下さい。

 

大黄(だいおう)

食べ過ぎで腸に熱がこもった時に良い。食べ過ぎて下痢してもすっきりしない時にもよい。

身体の弱い人は、長期は使えない。ただし必要な時もあるので漢方の専門家によく相談して使ってください。

 

芒硝(ぼうしょう)

鉱物性の漢方薬で天然の含水硫酸ナトリウムや含水硫酸マグネシウムです。

腸に熱がこもって乾燥している人に大黄などと一緒に用います。

作用は身体から水分を腸管に移行して腸を潤して便通をよくするのです。

ですから熱で発汗して乾燥して便秘の人には短期にはよいのですが、

長期には逆に体から水分を取られて脱水状態になり、便秘は治らなくなります。

 

病院でよく出る便秘薬で酸化マグネシウムはこの芒硝と性質が似ているため、

元気で症状が強い人にはよいのですが、入院しているような体の弱った人が長期使うと

胃腸機能が低下して便秘が逆によくならないことも考えられます。効かない時は相談しましょう。

 

センナ

食べすぎて腸に熱がこもっている人に腸を冷やして便秘を治します。

良く効きますが体を冷やして治りにくくなります。

便が出るようになったら飲まなくてもでるよう、体質に合った漢方薬や食べ物で体質を改善していきましょう。

 

文責 薬剤師 国際中医師 植松光子