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婚活妊活ビンボーは怖くない。その9「保活5」

さて、ビンボー生活は続きます。

 

しかし、私自身はみじめとも、辛いとも思っていませんでした。

むしろ、なにもないところから工夫して、日々の生活を送れる事が楽しみでした。

 

子供の洋服も、私の持ってきた洋服をほどいて作ってやりました。

 

面白かったのは、おむつカバーです。

これは、着なくなったセーターを洗濯機にかけて、

フエルト状にして裁断します。

 

既製品の化学繊維のおむつカバーより蒸れなくて、気持ちよさそうでした♪

水玉の帽子とドレスも、お揃いの生地で作りました。

産後で体型が変わり、外出もしなくなり、

結婚前のおしゃれな洋服は、不要になっていたので

おしげもなく作ることもできました。

長女が3歳の時の七五三のお祝い着は、

私のピンクのフランス製のカシミヤのワンピースです。

保育園に行っているとき、私のスカートのあまり切れで作った、

ベージュのチェックの、子供服にしてはシンプルなジャンバースカートは、

保育園の先生が「世界で一つのスカートね」と言ってくださって、

子供はとても喜んで着ていました

二女が3歳の時の七五三は、長女も5才でしたので、おそろいのドレスを作りました。

ついでに、バッグも兎の毛皮で簡単に一時間もかからず作り、二人とも大喜びでした。

手作りの写真ばかり載せてしまいました。

こんな風に自分で作ったものは、愛着があり、忘れられないものです。

 

洋服作りは夫が幸い?毎晩深夜2時ころが帰宅なので、

十分作る時間がありました。

 

その頃の猛烈サラリーマンの生活は、そんなものです。

同僚を連れて、深夜帰ってきたこともあります。

それから宴会です。

 

寝ぼけて、何を作ったか分からなくなってしまいましたが、

下手な手料理を喜んでくれ、

そうして自宅に来てくれた方には、いまだに親しみを感じています。

 

朝、夫は6時には起床。

私は0歳の二女が、5時になると

顔の上をおしっこくさい匂いを残しながらハイハイしていくので、

嫌でも5時には目が覚めます。

 

二女が1歳になるまで、ろくに寝た記憶がありません。

 

しかし若い、ということは素晴らしい♪

夫も私も元気にビンボー生活を楽しんでいました。


写真:「手作りのスカートを着て:祖父と海岸で」

次回は持参金が少なかったわけ。 お楽しみに♪