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妊娠中のアトピー:お腹の赤ちゃんに影響を与えないアトピー・便秘対策

妊娠中、体温は37度近くを維持しますから、体はかなり熱く感じます。

アトピーの肌そのものが熱を持っていますから、一般的にはアトピーの症状は悪化します。

生むまで赤みがひどい人もいます。

しかし妊娠中、良く相談しながら漢方薬を飲めば、赤ちゃんにも悪影響を与えず元気な赤ちゃんが生まれ、肌も落ちつかせられます。

先日も結婚前からアトピーにかかっていて、妊娠中も出産前日まで漢方薬を飲んでいたA子さんから、弾むような声で電話がかかってきました。

「先生!生まれました! 超安産です! たった4回力んだだけで生まれました! 漢方のおかげです!」

 

結婚の半年前に来店して、

「6月にハワイでやる結婚式までにどうしてもきれいにしてください」

と、真っ赤な顔で頼み込んできたA子さんです。

「ええっ!暑いハワイで?」と大変心配しましたが、どうにか結婚式も無事終えました。

妊娠してまた赤くなりましたが、しっかり漢方薬を飲んで、肌は乾燥はしていますが随分きれいになって

無事出産にこぎつけ、私の娘のような感じがしていたA子さんの喜んだ声に、店のスタッフ達も喜び合いました。

 

もちろん漢方薬でも、妊娠中は注意して飲むことが大事です。

使ってはいけない生薬は、便秘に使うセンナなどの下剤、肌のくすみを取る活血剤の桃仁、紅花、

血の熱をさます牡丹皮などは子宮を充血させ、流産しやすくさせます。

スベリヒユは、商品名「五行草」として売られていますが、これは子宮収縮作用がありますので使わないほうがよいでしょう。

 

ただし妊娠中、牡丹皮の入っている加味逍遥散や、ダイオウなど使っていた人は体質があっていることも

ありますから、どうしても便の出ない人は漢方専門の医師や薬剤師に相談して使いましょう。

ダイオウは、便通をよくしてアトピーの血の熱を鎮め、肌の赤みを取る働きがあります。

緑豆

緑豆とバナナ、キウイのサラダ

緑豆には、便通をよくしてアトピーの赤みを取る働きがあります。煮て毎日食べましょう。

夏に暑気も和らげます。小豆のような味でおいしいですよ。

朝食の20分前にフルーツを食べると便通をよくします。特にバナナ、キウイなどは効果的です。

朝食20分以上前が大事です。太りません。食後食べると太ります。