体験談

多汗症が漢方で改善しました

10歳 女児

【Before】

赤ちゃんの時から両手両足に汗が多く、紙がべとべとになるくらいでした。

暑い季節になると両手の皮も向けてきます。汗疱でしょう。

興奮すると覚めるのに時間がかかり、物事に集中すると特に汗が多くなります。

手をつなぐときに友達に言われ、本人も気にしはじめ、お母さんと来店されました。

相談机の上は汗でぬれ、ひっきりなしにハンカチで手を拭いていました。

中医学では肝胆湿熱といい、交感神経の緊張しやすいお子さんに多く見られます。

神経の緊張を取り、こもった熱をとる漢方薬を飲んでもらいました。

このような症状はエキス剤や錠剤では効き目が弱いと思われましたので、煎じ薬にしました。

手の皮むけにもよい軟膏をお出ししました。

 

【After】

苦くてはじめは飲めなかったようですが、自分でも治したかったのでしょう。

2週間飲んで来店されたときはだいぶ汗は少なくなり、机もぬれず、ハンカチも使っていませんでした。

手の皮向けもなくなり、きれいな手のひらになっていました。

これから暑い夏になりますので、どんどん良くなるとは言えませんが、この漢方薬はストレスもとり、体にもよいものですので、じっくり飲むようにお話ししました。

 

【コメント】

このような多汗症の治療は西洋医学では交感神経を切断する手段があります。

しかし汗と言うのは体温調節のために出るものです。

手のひらの汗は出なくなっても代償性発汗と言ってほかの場所から出るようになったり、顔や体がほてるようになり困っている人が少なくありません。

根本治療はないのが現実です。

だれでも緊張したり、あせったりすれば汗をかくものです。

もともとは優秀で緊張が強い人に多いので、のんびり、焦らない性格作りを長年にわたってしていくことも大事です。

食べ物もキムチや、カレー、コーヒー、ビールなど辛いものや、興奮するものは避けましょう。

担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子