あなたのアトピー性皮膚炎はどのタイプ?

アトピー性皮膚炎にはさまざまなタイプがあり、タイプによって治療方法も異なります。まずは、ご自身の症状に当てはまるタイプを確認しましょう。

湿熱

  • 赤く腫れて、皮膚が盛り上がり、黄色い汁が出る
  • 小さな水疱がびっしり、皮膚がブヨブヨ
  • 便秘、舌苔が黄色くねっとり、女性ではおりものが多い傾向

身体全体の症状としては、便秘で舌の色が赤く、舌苔が黄色でねっとりした感じです。
このような人は女性では婦人科系にも問題を抱えていることが多く、おりものが全周期にある場合は、湿気が多い証拠です。

皮膚に水分があふれてきているのがじくじくタイプなのですが、漢方ではこのように水分代謝が悪く水分がたまることを「湿がたまる」といいます。

対策方法

食べ過ぎに注意し漢方薬で胃腸を丈夫にしたうえで、湿気、熱をとる生薬を用います。
運動をして身体の湿気を汗で追い出すことも大切です。

熱毒

  • 皮膚は鮮やかな赤、触ると熱い、灼熱感
  • 痒みが強く、掻くと血が出る
  • 発熱、イライラ、口の渇き、便秘、のぼせなどを伴う

アトピー性皮膚炎の急性期やステロイド軟膏の使用をやめたあとのリバウンドの時期に出やすい症状です。

舌全体が赤く、舌苔(舌の表面にある苔のようなもの)が黄色くついている状態は、体内に熱がこもっているサインとされています。

対策方法

皮膚が赤く、熱をもって、ただれたところから血がでているようなときには、体の熱と毒を冷ます漢方薬が有効です。

乾燥

  • 肌が厚くゴワゴワ、掻くと白い線がつき、血が出る
  • 舌が赤く乾燥、「血虚内燥」の状態

舌の色は赤く、乾いていて、漢方ではこのような状態を「血虚内燥」といいます。
血の巡りが悪く、皮膚に栄養が行かなくて乾燥しているという意味です。

対策方法

分泌物の少ない人の皮膚疾患や乾燥に有効な生薬、熱を取りしかも潤す作用のある生薬などを用いて、保湿ケアを根気強く続ける必要があります。

瘀血(おけつ)

  • 良くなったり悪くなったりを繰り返し、肌が黒ずむ
  • 首に黒い筋、全体にテカテカした赤黒さ
  • 肩こり、頭痛、生理痛などの症状も

血が熱を持った状態が長く続くと焦げ付いたのと同じ状態になり、ドロドロした血は「瘀血」といって黒っぽくなります。
舌の色はやや暗く、シミの様な斑点(瘀点)があり、舌の裏の静脈が太く黒く見える。

このような状態を漢方では「瘀血」と「腎」の弱りからくるものだと考えますが、「腎」は腎臓だけでなく副腎や生殖器なども含めて大きくとらえています。

対策方法

血の熱を冷まして潤す効果のある生薬などを用います。
食事もやはり潤して熱を取り、煮詰まった血をサラサラにしてくれるものをとるようにします。