イライラはホルモンの分泌異常など体のバランスが崩れていることにより起こるものです。
常に自分の体をベストな状況にしておくことで、体も健やかでいることができます。
イライラと特に関係が深いのは中医学でいうところの「肝」という臓器と、体を流れる「気」の滞りであると考えられています。
イライラは体の中からのヘルプサインである事を理解しましょう。
体の内側からバランスを整える漢方を試してみるのも有効な手段。
上手に使えば症状を改善させることが期待できます。
刺激のある食べ物や嗜好品は控えたほうが良い場合があります。
過剰摂取に気をつけ、バランスの良い食生活を心がけましょう。
普段の生活で気軽にできることとして、香りの良い食べ物を摂る、ゆっくりお風呂に浸かる、好きな音楽を聴くなどしてストレスのない生活を送りましょう。
女性は、生理・妊娠・出産・哺乳と、更年期にいたるまで血液を消耗することが多く、不足しがちになります。
40歳を過ぎると腎機能の低下が始まり、ホルモンの分泌量が急激に低下してきます。
ホルモンのアンバランスが引き起こすさまざまな不快な症状を更年期障害と言います。
中医学では更年期障害の原因を血虚などと捉えています。
40歳を過ぎると、疲れやすい・足腰が重だるい・目が疲れる・排尿の異常など、腎機能の低下を知らせる信号が出てきます。
今、自分の体のどこが弱っているかを知り、体にあった補腎薬で体を元気にしましょう。
栄養や薬を体のすみずみまで届けるのは血液です。
血液を増やし、サラサラにすると効果的です。
腎臓はホルモンと深い関係があり、ミネラルで養われています。
ミネラルは海藻・貝・天然の塩・ゴマ・豆などに多く含まれており、毎日摂る必要があります。
同時に、葉緑素を含む緑の濃い野菜と鉄分を多く含むレバー・赤身の肉・プルーンや蛋白質を摂りましょう。
偏食の人は健康食品などを利用するのも良いでしょう。
甘いものや水分の摂り過ぎに注意し、適度な運動をしましょう。
毎日30~60分は歩くことをお勧めします。
また、若いときから生理に関心を持って、規則正しい生理が来るように気をつけましょう。