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牡蠣は栄養たっぷり
私は牡蠣が大好き!
このたび牡蠣のことを調べれば調べるほどすごいってことがわかり、またまた大好きになりました。
牡蠣は海の中で動かなく、海水中の良質なプランクトンを摂取し、
ただただ海の水を吸い込んでいるだけ。
その量風呂桶一杯と同じくらいだそうです。
動けない、ということは筋肉がなく、ほとんど内臓なので隅々まで栄養が貯えられているのです。
牡蠣には微量ミネラルがバランスよく含有され、特に亜鉛とタウリンが豊富です。
タウリンはアミノ酸の一種で疲労回復、コレステロールを減少、
血圧を抑える働きもあり高血圧予防に有効です。
中国明の時代の漢方の薬物書 本草綱目には
「煮て食すと虚無感、心理的なわずらいを癒し、身体の調子を整え、
丹毒を消し、婦人の血気の流れをよくする。
生のまま生姜酢で食すと、丹毒を治し、飲酒後の熱を下げ、喉の渇きを癒す。
炙って食すと大変おいしく、また肌のきめを整え、皮膚の色を美しくする。
本草綱目 二十三 四十六巻」
(写真:炒めて、しめじとネギを加えバターと醤油で味付け)
心のトラブル、お肌をきれいにしお酒の後にも良い。
丹毒とは今の蜂窩織炎(ほうかしきえん)のことで、
アトピーの人が抵抗力がおちるとよくなる細菌性の炎症です。
亜鉛には細胞分裂や新陳代謝を促進する効果があります。
ですから肌を丈夫にし、美肌効果が高く赤ちゃんのミルクにも添加されているのでしょう。
また亜鉛は男性の精子の構成成分なので男性機能は亜鉛がないとだめになってしまうのです。
ただし、すべて亜鉛だけを単独に摂るのではなく、ほかの微量ミネラルやビタミンと
バランスよく摂取することにより働きがよくなります。
参考に牡蠣は亜鉛が可食部100gあたり14mg含有されています。
1個重さ20gですので1個当たり2.8mg
日本人の亜鉛推奨摂取量は成人男子10mgですので、1日4個くらい毎日とる必要が出てきます。
しかし実際は必要量の半分くらいしか取れていません。
牡蠣一日4個はいくら牡蠣の好きな私でも食べられません。
そうしましたら、素晴らしいものが見つかりました。
生の牡蠣をすりつぶして上澄みだけを取り、海水で汚れた肉の部分を取り除いて錠剤にした
「渡辺オイスター」に巡り合ったのです。
渡辺貢社長はオイスターの研究で国立北海道大学客員教授になられたそうで、
渡辺オイスターの品質も信頼がおけるものです。
栄養補助食品として漢方薬の効き目もよくしますし、高齢になると食事量が減ることにより
栄養摂取が減り筋肉などが衰えます。
毎日とることで毎日を元気に過ごすことができるでしょう。
文責 薬剤師 国際中医師 植松光子