-
風邪を漢方で治そう
風邪は、風のように症状が早く動くので、風邪(ふうじゃ)と言います。
風邪には、寒気をかんじる青い風邪、熱っぽい赤い風邪、お腹に来る黄色い風邪、咳が長引く白い風邪
の4種類に分けられます。
青い風邪は寒気、透明な鼻水・くしゃみ・肩が凝る・節々の痛みなどの症状が出ます。
こんな時で汗が出ていない時は、ピュア葛根湯の煎じ濃縮液を熱湯に溶かして飲みます。
汗が出てすっきりしたら、もう飲まなくてよいです。
汗が出るのを手助けするのにカーディガンなど1枚羽織ると良いです。
汗が出なかったらもう一回飲みます。
疲れていたり体力のない人が風邪をひくとすでにじっとりと汗をかいていることがあります。
こんな時は、葛根湯ではなくて、桂枝湯を飲みます。
とにかく、寒気を感じたら、どちらかを30分以内に飲むのが、早く治すコツです。
-
花粉症4 「湿」の花粉症
*気になる症状
多量の鼻水、まぶたの強い腫れ、食欲不振、舌苔が多い
「湿(しつ)」の花粉症は、 胃腸の働きが弱くなり、
水分をうまく運んで消化することができず 、
体内の水分バランスが偏ってしまった状態です。
多量の鼻水やまぶたの強い腫れが特徴で、
食欲不振や舌苔が多いといった症状も現れます。
*食養生
~過剰な水分を取り除くのが大切。利水効果があるもの~
ハトムギ茶、菖蒲(しょうぶ)茶、春雨、モヤシ
ハト麦:オンラインショップ
-
花粉症2 「寒」の花粉症
*気になる症状
かぜの初期と似た症状:身体の冷え、顔色も白く、透明で水っぽい鼻水
「風寒(ふうかん)」という邪気の侵入で起こる「寒」の花粉症は、
かぜの初期と似た症状が特徴。
身体が冷え、顔色も白く、透明で水っぽい鼻水が出るのが特徴です。
口が渇くことはありません。
身体を温め、冷えを取り除くことが大切です。
お風呂は身体を温め、花粉を洗い流せるので効果的です。
ゆっくりお湯につかるようにしてみてください。
*食養生
しそ茶、シナモンティー、こぶしの花のつぼみのお茶
※こぶし(木蓮)の蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、
慢性鼻炎や蓄膿症の頭痛・鼻づまりなどに効く漢方薬に使われています。
写真:もくれんの花