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かおりんの養生茶Labo2020その③ 冬の養生茶編
薬剤師の飯沼です。
立冬が過ぎ、冬の気配を感じる季節となりましたね。
さて、【かおりんの養生茶Labo2020その③】、冬の養生茶編です。
今回も昨年の中医営養薬膳学講座で試飲していただいた、
季節の養生茶の特徴と皆様の感想をご紹介したいと思います。
11月の養生茶 艾葉生姜棗茶(がいようしょうがなつめちゃ)
だんだんと気温が下がり冷えが気になる冬にあわせて
「じんわりあたためる冬のお茶」というテーマで作成しました。
下半身を温め、生理痛や寒さの痛みを和らげるヨモギの葉(艾葉)に
新陳代謝を良くし胃腸を温める生姜と、
胃腸を元気にして神経を落ち着かせるなつめ(大棗)を組み合わせた養生茶です。
「体が温まる感じでほっとしました」といった感想をいただいた、
昨年の講座で紹介した養生茶の中でも人気の高かったお茶です。
12月の養生茶 肉桂陳皮茴香茶(にっけいちんぴういきょうちゃ)
「めぐらしてあたためる冬のお茶」というテーマで、
西洋でもシナモン(肉桂)とフェンネル(茴香)というハーブ名で
おなじみの生薬が入ったスパイシーな香りが特徴の養生茶です。
からだを温め、血流をよくする肉桂に、胃腸の調子を整え気の巡りを良くする陳皮、
胃を温めて、冷えによる痛みなどの不調を和らげる小茴香を組み合わせました。
紅茶やミルクを加えチャイ風にアレンジするのもおすすめです。
これからはココアやホットワイン、ほうじ茶やゆず茶などの
温かいドリンクが豊富に店頭に並ぶ時期になりますね。
ぜひお気に入りの飲み物を見つけて、
日常の中でもほっとする時間をつくってください。
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漢方不妊専門医の講演に行ってきました。
昨日は、不妊症学術講演会で
中国山東省から年間三万人の患者さんを診ている、
という漢方不妊専門医の講演がありました。
体外受精に何回も失敗する人は、子宮内膜の血流改善で、効果を上げられる。
ある漢方薬を飲んだ群は31%の妊娠率、飲まない群は6.7%だった。
子宮内膜を厚く、暖かくし、ふわふわの柔らかい畑にして
卵がもぐりこめる状態にすることが大事だということが改めて分かりました。
これは、生理の色や塊の有無などで変化が分かります。
この日はウエマツ薬局新旧4人の薬剤師が一堂に会し、勉強しました。
学ぶことは楽しいことです。
そして、それをお客さまに還元し喜んでいただけることは
何よりの喜びです。