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薬膳教室のご案内
毎日の食生活(体質改善や疾病予防)に役立つ薬膳を、中医学理念を基に学びます。
皆さまが食知識を一層深め、自分を始めご家族・友人などが、より健康的な生活に繋がるように薬膳教室を以下日程・内容で開催いたします。
日頃「簡単・手軽・安い」で手に入れて“おなか”を満たすだけの食事が増えています。おいしく食べて“からだ”を満たす食事作りの知恵を学んでいきましょう。
日程 薬膳 養生法等 9月 中医学の基本理念「季節を感じるやさしい養生」 綺麗な肌になるコツ 10月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水①」 秋の対策、乾燥 11月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水②」体質診断シートでセルフチェック 女性のからだ、更年期 12月 具合が悪くなるということ「内から外から原因を知る」 感冒 2月 今日からできるセルフ診断①「弁証ってなあに」 冬の対策、冷え 3月 今日からできるセルフ診断②「体のここに目を向けよう」 春の対策、花粉症 4月 おなかを満たす食事は卒業!「体を満たす薬膳の基礎」 良い睡眠等 5月 好きになるには相手を知ること「食材の効能調べ」 頭痛、イライラ 6月 いつもの献立が薬膳に変わる「ウチのゴハンは何薬膳?」 梅雨の対策、胃腸 7月 総まとめ実習~診断から食材提案まで~ 夏の対策、熱中症 *日程の内容に変更が生じることがあります。
今後の感染状況を見ながら、薬膳料理店にご一緒に食べに行く食事会も企画予定(自由参加、自費)
講 師:薬膳:榎本敦子先生(中医薬膳指導員・IFPAアロマセラピスト)
養生法等:植松光子(薬剤師・国際中医師)
開催日時:2022年9月~2023年7月(1月休講、年10回)
毎月1回第3水曜日(9月、11月は第2水曜日)午前10時~12時
定 員:先着20名(開催最低人数10名に満たない場合は開催を中止することがあります)
受 講 料:前納3万円/年(お土産付き)
(受講料のお支払いは、申し込み締切り後、8月16日に振込先等をご連絡致します)
場 所:ウエマツ薬局 *感染状況により、延期になる場合があります。
※駐車場の用意はございませんので公共の交通機関をご利用ください。
申し込み締切日 2022年 8月15日
申し込み受付 ⇒ ウエマツ薬局(営業時間:10時~17時、定休日:木曜・日曜・祝祭日)
fax、Tel又は店舗にて受付
TEL:049-245-6637
FAX:049-245-6158
(写真は2015年の時の物です)
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おいしくて体に良い簡単薬膳スイーツはいかが?
前回、枸杞の実の魅力をお伝えしましたが、枸杞を使ったおいしい料理やデザートは
拙著「どうせ食べるなら美のもと 薬膳スイーツ」<本の泉社>に掲載されています。
他にも、なつめや緑豆を使ったスイーツが満載です。
おいしくて体に良い簡単薬膳スイーツをお楽しみください。
この本を作るにあたり、ウエマツ薬局が30年間お客さまにお出しした薬膳スイーツ300種類から
人気のあるスイーツを投票で選びました。
掲載された40種類のスイーツは、撮影のため、スタッフの薬膳担当の大山、堀川が1日で作り、プロのカメラマンに撮影して頂きました。
服部料理学校の服部幸應先生が絶賛して下さいました。
こちらで購入できます: どうせ食べるなら美のもと 薬膳スイーツ
残り少ないのでお早めに。
ウエマツ薬局店内では、消費税抜きサイン付きでお出ししています。
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薬膳ドライフルーツ、枸杞の実の魅力にはまって・1
写真:北京市内有名薬膳スイーツ店で店員さんと
*内容
①中国の人の高くても身体によいものを買う習慣
②薬には上中下とある
③不老長寿の食べ物上品(じょうほん)とは
・・・・・・・
①中国では薬膳ドライフルーツ売り場は人だかりで一杯。
ケーキより値段が高いのに、ケーキ売り場より人気の高い中国の薬膳ドライフルーツ売り場です。
ケーキもおいしいけど、ドライフルーツの方が高くても体によいから、と北京っ子は言います。
中国の人は、食べ物を人に勧めるときは「美味しいわよ」というより「体にいいですよ」と言います。
そして眼にいい、とか肌をきれいにする、と効き目をよく知っています。
健康に関して養生法を詳しく親が子に教えています。
2000年前にすでに養生書と漢方処方の本「黄帝内経」「傷寒論」ができているのですから。
薬食同源(医食同源は造語)は病気を治す生薬も食べ物もともに生命を養い健康を保つために欠かせないもの、源は同じという意味です。
②中国最古の薬物書「神農本草経」は漢方薬を上品(じょうほん)、中品、下品に分類しその上品(じょうほん)に記載されているものは、生命を養い、元気を益し、不老長寿の作用がある、と120種類書かれています。
③その上品の多くは、なじみのある食べ物であり、薬膳ドライフルーツとして親しまれています。
例えばハトムギ・蓮・枸杞・ミカン・菊・人参・ナツメ・などがあります。
これらはドライフルーツとして手軽に食べられ、ほかに胡麻・肉桂・山芋(山薬)などがあります。
薬膳茶としても使われています。
薬膳は「中医学の理論にもとづいて食材を選び調理される食事」であり、食養生と食事治療のことを指します。
そのためには毎日摂って害がなく、しかも飽きずに食べられるものが最適です。
先ほど述べた漢方の上品は、まさにぴったりです。
次回は「薬膳ドライフルーツ、枸杞の実の魅力にはまって・2」
枸杞(くこ)の実について、お伝えします。
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寒さ対策が大切な季節です!
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤です。
12月22日は「冬至」で、ゆず湯に入り、ゆずの香りに癒され、温まりました。
冬至から日が延び始めますが、寒さはだんだん厳しくなってきますので、
寒さ対策が大切な季節です。
この「寒さ」は、心身に悪影響を与えるものを「寒邪(かんじゃ)」といい、
寒邪は心身を縮こませて動きを鈍らせます。
血流の滞りによる冷え、痛みや新陳代謝、免疫力の低下等も起こりやすいといわれています。
今回は、身体を温める自分の楽しみの1つの「お茶」について調べてみました。
緑茶も紅茶も烏龍茶も同じ「チャノキ」の葉っぱで、
茶葉の発酵度合いによって色や味が異なるそうです。
中国では、お茶の発酵度の違いによって、
不発酵茶(緑茶)、
弱発酵茶(白茶)、
弱後発酵茶(黄茶)、
半発酵茶:烏龍茶(青茶)、
後発酵茶:プーアル茶(黒茶)、
完全発酵茶(紅茶)の6つに分類されます。
発酵が進むと身体を冷やす力が減少するので、緑茶が1番身体を冷やします。
烏龍茶は、製造方法によってお茶の性質が変わるそうです。
緑茶に近い明るい色のお茶、文山包種、清香型鉄観音などは、身体を冷やし、
紅茶に近い濃い色のお茶、東方美人、濃香型鉄観音などは身体を温めます。
また、完全発酵の紅茶や熟成が進んだプーアル茶は身体を温めます。
私の最近のお気に入りのお茶は、青、赤やピンクの花びらが入っている、
白桃と苺などの香りのする紅茶です。
目で楽しみ、香りで気を巡らせ、温まっています。
「黄帝内経」には、「冬傷於寒、春必温病」とあり、
冬に「寒」の傷害を受けると春に病気を引き起こすとされています。
この冬は、元気に春を迎えるために、身体を冷やさないよう意識して、
お鍋やスープで身体の内側から温まり、温かいお茶を楽しみながら過ごしたいと思います!
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今の時期にぴったり! “かぼちゃ”の薬膳パワーとは!?
こんにちは。ウエマツ薬局 薬剤師の長山です。
今年は例年より暖かい12月だと思っているのは私だけでしょうか?
つい2~3日前、母娘二人そろって、寝ている間に蚊に刺されました(笑)
まだ我が家には蚊が存在するようです。
娘は虫に刺されると、とびひになるぐらい悪化しやすい体質で、保育園より
『〇〇ちゃん、だいぶ腫れていますが大丈夫ですか!?』
と心配の電話がかかってきました(^^;
そんな我が家も少しずつクリスマスの準備を始めて、先日は娘と主人の二人で
クリスマスツリーの飾り付けをしてくれました♪
ツリーを飾るだけで、部屋の中はかなり雰囲気が変わりますね!(^^)!
サンタさんの存在を知ってしまった娘のため、
プレゼントは何にしたらいいのやら・・・・・・最近の私の悩みの種です(笑)
まだまだクリスマスパーティーをするには早いので、
先日少しクリスマスっぽいメニューを作ってみました。この時期ちょうどピッタリのかぼちゃ。
子供用にかぼちゃのポタージュ、大人用にかぼちゃ・きのこ・クルミのホットサラダを作りました。
薬膳の考え方では、かぼちゃの味は「甘く」、性質は「身体を温める」という分類になります。
身体を温め、気を補い胃腸の働きを高める働きがあります。
そして中国では、昔からかぼちゃに関する民間療法が数多くあるそうです。
種のまわりの柔らかい部分を生のまますりつぶすと、やけどの治療薬に。
また食あたりの時には、生のすりつぶした種の部分と大根おろしを一緒に
食べるとよいとも言われているとのこと。
更に、炒った種は前立腺の病気の予防に。炒った種とハチミツを一緒に飲むと虫下しに。
かぼちゃの種=食べるもの、くらいしか思い浮かばなかったので調べてみて驚きでした(゜゜)
話はそれましたが、今回ご紹介したかぼちゃ。
スーパーでも簡単に手に入りますし、扱いやすい食材ですよね。
ポタージュは、野菜嫌いなお子さんでも食べられますし(娘も喜んで食べていました)
体も温まってオススメメニューです。
これからさらに寒くなる季節、かぼちゃを使ったメニューで寒さを乗り切りましょう!!(^^)
おすすめレシピがありましたら、ぜひ教えてくださいね。