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咳、喉の痛みの対策・2 湿熱(しつねつ)
暴飲暴食、お酒の飲みすぎなどが原因で胃腸の働きが低下すると、
体内に「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)や「熱」が溜まりやすくなります。
この湿・熱がのどに影響すると、腫れや痛みを引き起こす原因に。
また、のどの奥に白い膿が溜まることも特徴です。
口を開けると白い膿の塊が見えませんか?
対策の基本は、溜まった湿と熱を取り除き、胃腸の働きを良くすることです。
食べ過ぎ・飲み過ぎに注意して、食生活を整えることが大切です。
*気になる症状
のどの症状:腫れ、白い膿が溜まる、痰が多い
身体のサイン: 頭や身体が重い、むくみやすい、食欲不振、軟便、口の粘り、舌の苔が粘つく
*食養生
水分代謝を促し、胃腸の働きを良く:
しそ、杏仁、カルダモン、緑豆、春雨、冬瓜、大根、蓮根、たんぽぽ茶、どくだみ茶 など
参考:漢方の知恵袋
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尿・汗・鼻水・おりもので健康観察
体から出てくるものをよく観察すると健康状態がわかります。
暑い時期の朝は、尿の色も濃く黄色くて、沢山は出なくなります。
寝ている間に、汗となって出ていたからです。
秋になり涼しくなると、朝、尿がたっぷり出るようになります。
体内の様子は出てくる尿や汗でわかります。
体が熱いと尿は減り、冷えてくると尿は増えます。
鼻水、痰、尿、おりものなどの色はどうですか?
黄色いときは体に熱がこもっているときです。
風邪が長引くと熱がこもり、鼻水、痰は濃縮され黄色くなり、粘つきます。
イライラが続くと女性のおりものは黄色く粘つき匂うようになり、
精子は通りにくくなり、妊娠しにくくなります。
また、冷えていると、透明で量が多くてさらさらしています。
身体には熱すぎず冷えすぎず、ちょうどよいのが健康です。
自分の身体の中を知って、食事を調節して、まだ冷えや熱がこもっているなら、
漢方薬を漢方の専門家に選んで貰うと早く改善されますよ。
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師