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漢方とアトピーに関わり合うようになったきっかけ
昨日川越市薬剤師会の広報委員の方が
「突っ込み隊」と称して取材に見えました。
「どうしてアトピーを主に漢方相談をして多くの患者さんが見えているのか」
その秘密を知りたい、というのです。
そもそも、私がアトピーにかかわっているのは
次女のアトピーをどうにかして治してやりたい、
という思いからです。
掻いて血だらけの背中を見て、友達が
「わあー!!」と言った、と帰宅して言うのです。
それまで当時は、ステロイドは夢の薬と言われて
私もステロイドは万能だと信じていました。
しかし、何年使っても治っていない娘の肌を見て
初めて西洋医学ではだめなのではないか、と疑問を感じました。
そこで近くの漢方を勉強している温厚な医師に相談し、
漢方のエキス剤を出していただいたところ、少しずつよくなっていきました。
私が37歳、薬局を開いたばかりでした。
それからです。
漢方を深く知りたいと思い、ありとあらゆる漢方の勉強会に行き始めたのが
そもそもの漢方とアトピーとの関わり合いのきっかけです。
そして48歳で北京中医薬大学日本校に
夫と一緒に入学したのが人生の転機です。
ここで初めて中医学を知り、
中医学で多くのアトピーの患者さんを治すことが私の天職だと悟りました。
薬剤師になってよかった、と親に感謝しました。
20代で進路に迷っている方に言いたいのは、
私のように48歳で初めて自分の進路を見つけた人間もいる、
ということです。
いくつで悩んでも遅いことはない、
きっとあなたの天職はいつか見つかるでしょう。
2014年9月23日 植松光子
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