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咳・のどの痛みは何が原因?
朝起きた時、喉が痛い。乾燥して咳が出るなどの不調に
悩まされたことはありませんか?
のどの痛みや腫れ、咳といった不調は”かぜが原因”と考えがちですが、
身体全体のバランスを考える中医学では、体内の不調にもその要因があると考えます。
のどは呼吸を行い、食べ物や水分を飲み込む器官です。
そのため五臓の「肺」「胃腸」と特に深い関係があり、
これらの機能が低下すると、のどに影響して不調が起こりやすくなるのです。
例えば、暴飲暴食などで胃腸の機能が低下すると、
身体に「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)や熱が溜まり、
のどの腫れや膿、炎症などを引き起こすこともあります。
のどの痛みや咳などの症状には、さまざまな原因があります。
のどから侵入しやすいかぜを予防するためにも、
自分の症状や体質に合った”のどケア”を心がけましょう。
のどの不調を起こしやすい人は、根本的な原因を見極めて対処し、
トラブルを起こしにくい健やかなのどを保ちましょう。
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喉に良い〝大根はちみつ〟を作ってみました。
こんにちは。スタッフの堤です。
〝大根はちみつ〟を作ってみました。
こんなかんじです。
一日置いたものがこちら↓
大根がしわしわになって、上澄みは前の日より
さらっとしています。底の方はドロッとしています。
この上澄みをお湯や紅茶で割ってのむのがおすすめです。
そのまま舐めてもOKです。
漬けた、大根もポリポリ食べてみましたが、ちょっとからかったです。
でも、飲むついでに、ついポリポリ、切干大根のような食感です。
少しからいのに、つい食べてしまう(^_^)v
江戸時代から風邪薬の代用として作られていたのがこの〝大根はちみつ〟だとか。
はちみつは喉の炎症を抑える効果や胃腸を整えたり、
疲労回復にも優れています。体に良い食材です。
また、大根に含まれる酵素は喉の粘膜の炎症を鎮める効果があります。
この大根はちみつで喉のイガイガが消え、咳も楽になるそうです。
自然の力で対処できてオススメです。
お湯で割って生姜を足すと体が温まる効果もあります。
量はお好みで調整してくださいね。
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秋は乾燥に注意!
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤和恵です。
暑さも和らぎ、過ごしやすい季節になりました。
お店には、ぶどう、梨、桃、みかん等いろいろな果物が並んでいますが、
その中に大好きな柿を見つけ、今年初めて柿を食べました。
甘くて、美味しい柿で、うれしくなりました。
古代中国の自然哲学思想の1つ五行学説では、
「秋」は「肺」と関係があり、特に乾燥に注意が必要です。
今回は、秋を感じる「肺」を潤す果物の「梨」と「柿」についてです。
梨は、中国では古くから「百果の長」と言われ、
のどや肺を潤し、乾燥による症状をやわらげる民間薬、
薬膳として用いられています。
主な栄養素として、炭水化物、カリウム、亜鉛、銅、ビタミンC等を含み、
薬膳では、潤肺の効能があると言われていますが、
涼性で体を冷やすので、食べ過ぎには注意が必要です。
また、柿は、
「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われています。
咳を抑え、口の渇きを止め、乾燥による呼吸器の問題を防ぎます。
主な栄養素としてβ-カロテン、ビタミンB6、ビタミンC、カルシウム、
葉酸等を含み、薬膳では、潤肺の効能があると言われていますが、
寒性の果物で体を冷やすので、食べ過ぎには注意してください。
秋になると空気が乾燥するので、皮膚、鼻、のど等も乾燥し、
皮膚病や呼吸器の症状も悪化しやすくなります。
先日、可愛い型を見つけ、石鹸作りを楽しみました。
今年の秋は、大好きな旬の果物で体を潤し、
小さな楽しみを重ね、心も潤し、さわやかに
秋の乾燥対策をしようと思っています!
参考:薬膳食典 食物性味表
(編著 日本中医食養学会 監修 日本中医学院)