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「根本から治す、未病など、おもしろい」薬学部実習生感想文・80
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。証などの考え方がおもしろいと思ったため。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?
西洋医学のように、ピンポイントを決めて治す治療とは違って、
中医学の全体のバランスや体質にはたらきかけて根本から治す治療法がおもしろいと感じました。
また、未病の時点から介入できるという点もおもしろいと感じました。
滋陰降火湯など、まだまだ知らなかった漢方に触れ、もっと勉強をしようと思いました。
今回実習をして、将来、漢方のお仕事をすることに興味が湧きました。
様々な知識を身に付けて適切に漢方を扱える薬剤師になりたいと思いました。
2023年4月4日 明治薬科大学薬学部薬学科 H.N
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ベテランの薬剤師二名が入りました。
漢方薬膳サロンウエマツ薬局 薬剤師 代表の植松光子です。
3月までFBを担当しておりました、薬剤師飯沼香里が新しい世界へ飛び立っていきました。
そのあとを引き継いで新しくベテランの薬剤師二名が入りました。
ご紹介します。
長山亜耶は今二歳のママ。大学病院で多くの患者さんに接してきたベテランです。
今は二年間の育児休暇を終えたところで、漢方の世界に飛び込んできました。
実は植松は彼女がウエマツ薬局に入ってくれるのをずっと待っていたのです。
10年ほど以前のことです。
薬学部5年生の時の薬局実習の漢方部門で、実習に来たことがあります。
二日間の実習でしたが、漢方の治し方に感銘を受けたようで、
将来漢方を勉強したい、と言ってくれました。
その時私は、広く西洋医学を勉強して、さらに人生経験も積んでから、
漢方で接客できた方がお客さまの気持ちに添える薬剤師になれるだろう、と考えました。
彼女の母親とも薬剤師会で知り合いでしたので、ときどき近況も聞いていました。
そして、今回たまたま連絡したところ、
育児休暇を終えて働きに行きたい、と思っていたところです、
という答えが返ってきたのです。本当に神様の配慮としか思えませんでした。
今、長山は日本中医学院に入学し、通信教育で中医学を勉強し始めました。
しかも、ウエマツ薬局で実地に漢方生薬に触り、患者さんの話を聞いて、
その処方を見られる、日本における中医学の最高の教育が始まったところです。
これからSNSでも彼女の長年の大学病院での経験や、新しい
中医学の世界の体験を書いてくれることと思います。
幼児を育てながらの奮闘です。
皆様応援をお願いいたします。
写真は「密」にならないウエマツ薬局
来店時と相談前は一階待合室で。
相談が終わったら二階のサロンでゆったりと。
ご相談はすべてご予約
新規の時はお一人1時間 二回目からは20分
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参加報告「健康長寿のために今私たちにできること」
薬剤師の飯沼です。だいぶ風が冷たいと感じる日が増えてきましたね。
今回は「健康長寿のために今私たちにできること」と題して
YouTubeでもLive配信されたイベントの参加報告です。
実は開催された10月11日は、
「世界中医薬の日」と定められた特別な日です。
毎年のその日の前後、世界中で中医薬に関するイベントが開催されるようです。
漢方や中医学に興味のある方は今後この時期のイベントに注目してみるといいかもしれません。
さて今回のイベントで特に印象的だったのは
黒岩祐治神奈川県知事による主題講演です。
神奈川県の施策である「未病の概念普及」を掲げるようになった経緯として、
自身と家族の中医学(漢方)との出会いを盛り込んだお話は
とても分かりやすく、参考になりました。
様々な検査や基準で病気を判断し対応する現代の医療も大切ですが、
人それぞれ健康とは言い切れないちょっとした不調などは誰にでもあると思います。
健康と病気の間を連続的に変化する状態を「未病」といいます。
この「未病」という概念をもとに、病気の治療を受けるという状況になる前に
普段から自身の健康状態を意識して向き合い、健康寿命を延ばしていこうという取り組みです。
大切なことは治してもらう、という受動的なとらえ方ではなく、
それぞれが「未病」を改善し病気自体を防ぐという積極的な意識で
日々の食事や運動、社会参加に取り組むということ。
日々漢方相談でも薬だけでなく食事や運動、生活などお話しすることが多いので、
共感する点や改めて気付かされる点がとても多い講演でした。
漢方薬局が今後もみなさんの健康を保つために
「未病」を改善する手助けになる場所の一つとなればと思います。
そして写真にもあるイベントで紹介があった
「中医学で健康長寿~人生100年時代を楽しむための3つのカギ」
という冊子を現在ウエマツ薬局でもお配りしております。
健康を保つための年代別養生法やおすすめのレシピなど
盛りだくさんの内容です。ぜひ興味のある方はお声かけくださいね。
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コロナウイルスにも漢方
中国ではコロナ感染者の軽症者には
漢方薬が有効だったそうです。
日本では、医師の国家試験に漢方がないので、
医師で漢方の勉強する人が少ないそうです。
これからは、漢方の勉強がさらに必要になりそうです。
日本では唯一、漢方専門の学校が、本郷にある日本中医学院です。
私は、ここで中国の北京中医薬大学の教授から
本格的な中医学を学び、人生が変わりました。
漢方相談と言う天職に巡り会い、今、とても幸せです。
日本中医学院:https://www.jbucm.com/