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大腸内視鏡検査、座れば楽?
大腸内視鏡検査、座れば楽?
人々を笑わせ、考えさせた研究に贈られる、今年のイグ・ノーベル賞に自ら実践し、
苦痛がないことを証明した日本人医師が受賞しました。
通常大腸内視鏡検査は、横になってカメラを肛門から入れるのですが
苦痛を伴いますので、座った方が楽で簡単だと、
彼自ら実践しました。
全国の病院で注目されているのですが、
患者さんが恥ずかしがって受けたがらないので使用はされていない、
ということです。
これも笑っちゃいますね(*´艸`*)
どなたか第1号になりませんか?
大腸ポリープは癌になりやすいのですが、
内視鏡で見つかればすぐその場で切除できるので、
気軽にできる検査は貴重です。
カーテンでしきればいいのでは、と思いますが、
あなたはどう思いますか?
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漢方薬(中薬)の青蒿の抗マラリヤ研究でノーベル医学生理学賞を受賞
このたびの大村智先生が受賞されたノーベル賞で、
実は中国人女性科学者のトウユウユウ氏も受賞されていました。
しかも中薬(漢方生薬)の研究です。
(写真:中国桂林にて)
漢方薬なんて効くのとか、ためしに使ってみよう、
なんて思っている方は多いのではないのでしょうか?
そんな漢方薬の研究がノーベル賞に値するなんて、
私もびっくり、うれしく、この記事を遅ればせながら、書いています(^-^)/
世界三大感染症に数えられるマラリヤに
中薬 キク科の植物 青蒿(せいこう)の抽出物が顕著な効果を示し、
世界中の数百万人に投与され命を助けています。
最近もマラリヤ蚊の問題で大騒ぎになりましたね。
面白いことにその抽出方法が、1600年前の漢方の医学書からヒントを得て
低温でじっくり抽出したら成功して、今回の受賞につながったことです。
私たち漢方家も、最新の研究から2000年前の漢方の医学書までをもとに、
漢方を勉強していますが、古人の知恵にはいつも驚き、
感服して敬意を以ってさらに勉強を続けていきたい、と思っています。
2016年1月24日 国際中医師 薬剤師 植松 光子