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中医学の知恵で、インフルエンザ予防
今年はインフルエンザが例年より早く、流行し、
夏休み明け前後から全国の小中学校で
インフルエンザによる学級閉鎖が行われました。
例年にはないことで、厚生労働省もインフルエンザ・ワクチンの
早めの手配にも動き出したようです。
中医学には
「正気存内、邪不可干(せいきぞんない、じゃふかかん)」
という名言があり、
これは、中医学の古典「黄帝内経(こうていだいけい)」のとても有名な言葉で、
「“正気”が体内に充満していれば、
“邪気(じゃき)”が干渉(侵入・影響)することはできない」
という意味です。
乾燥する秋にしっかり粘膜を潤し、バリアを作り備えるために、
体質に合わせて中医薬や健康食品の使用をお薦めします。
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風邪をひいてアトピーが悪化したら・・
昨日はこのブログでも紹介しました路先生の「温病」の勉強会でした。
風邪をこじらせた患者さんの症例検討です。
私は今、店ではアトピーで不妊の方を主に相談を受けていますが、
実際は風邪の患者さんも多く見えています。
風邪を治すと「名医」だといわれるくらい風邪の症状は複雑で変化が早く、
難しいのですが、漢方で治すと「すっきりさわやか」に治り喜ばれます。
写真:中院の枝垂桜3月28日 植松 光子撮影
アトピーで風邪をひくと悪化することもあります。
これは体の中に熱がこもるからです。
このような時は、私は風邪にも効いてアトピーにも効く漢方薬を出します。
またそのあと咳も出始め、肌も乾燥してかゆくなることもあります。
その時も咳に効いて、肌の乾燥にもきく漢方薬をだします。
このように漢方薬は風邪や、アトピー別々に薬を出すのではなく、
「その人」を「早く元気にする薬」を出すので、
すっきりさわやかになって漢方ファンになってもらえ、
私も漢方を勉強してきてよかった!と元気をもらいます。
アトピー不妊:漢方のウエマツ薬局 植松光子