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自分の行動が未来につながることを信じて。
薬剤師の飯沼です。
寒さが一番厳しい大寒の季節ですが、
先日街の花のつぼみが膨らんでいるのを発見しました。
わずかでも春の気配を感じるとうれしくなりますね。
写真は薬局に期間限定でつるしたサンキャッチャーです。
きらきらと暖かい光が虹に変わるのがとてもきれいで、
こちらも緊張感のある日々に、ホッと笑顔になれるひと時でした。
さて、当店がある埼玉県にも、また緊急事態宣言が発令され、
感染対策に一層気を配りながらも、ご利用いただける方に満足していただけるように、
電話やラインでのビデオ相談を中心に日々営業させていただいています。
以前も紹介させてただいた、コロナ専門家有志の会のツイッター(@senmonka21)で
実行、拡散してほしいこととして以下のような呼びかけがありました。
1: 3密(密閉・密集・密接)を避ける
2: 会話するときはマスクをする
3: 昼夜を問わず、できるだけ外出を控える
4: 食事は1人か、いつも会っている人(同居する人)と少人数で
医療現場の最前線で日々新型コロナウイルス感染症の対応に
追われている方々や、飲食業など休業を余儀なくされ、
生活の見通しがつかないと嘆いている方々がいらっしゃることを考えると、
せめて今できる感染対策を心がけ、実行することだけでも、
もうしばらく、しっかりと行わなくてはと思います。
直ぐに成果が目に見えることはなくても、
今の自分の行動が未来につながることを信じて、
もう少し辛抱と行動の自粛を行っていきたいですね。
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簡単料理、かぼちゃの甘煮
スタッフの堤です。
粘膜や皮膚を丈夫にして、免疫力を高める南瓜。
口内炎が出来た時なども意識して南瓜を食べています。
昨日は、肌や腸を潤すゴマをたっぷりかけた、
かぼちゃの甘煮を作りました。
*かぼちゃの甘煮
【材料】
かぼちゃ・・正味700g 白すりゴマ・・適宜
A(水・・1カップ 砂糖・・大さじ4 しょうゆ・・大さじ1/2)
【作り方】
1、かぼちゃは種とわたを取り、小さめの一口大に切る。
2、鍋にAを入れて煮立て、1を入れて落しぶたをし、汁気がほとんどなくなるまで煮含める。
3、最後にすりゴマをたっぷりからめる。
・・(煮豆のように甘く、デザートにもいいです。)
【効能】
かぼちゃ:
粘膜や皮膚を丈夫にして、免疫力を高める。身体を元気にする。
老化予防に良い。食物繊維も豊富で便秘に良い。
ごま :
肌を潤す。腸を潤して、便秘にも良い。
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マタタビは漢方薬
数年前の春のこと。
店で期限切れになった、マタタビの粉末を庭にばらまいたら、
その春の夜に、妖しげに庭で舞う猫たちの群れ。
月夜の闇を背景に、なまめかしく幻想的でしばらく見とれていた位です。
マタタビは人間の強壮剤であり、猫の強壮剤でもあります。
その昔、旅人が疲れた時に、マタタビの粉末を舐め、
また旅をしたので「またたび」と名付けたとか。
猫は植物のマタタビを与えると、体にこすりつけるなどの
特有な反応をすることが知られていますが、岩手大学などの研究グループは、
猫に作用する物質をマタタビから同定したと発表しました。
この物質は蚊を寄せつけないこともわかり、
マタタビをこすりつける反応は、猫が蚊を避けるよう進化してきた結果
なのではないかとしています。
1月21日のNHKニュースより
その成分は「ネペタラクトール」。
マタタビはマタタビ科マタタビ属の
虫えい果で漢方薬です。漢方薬局で売っています。
他の漢方薬の発見も同様です。
人間の祖先がいかに生き延びるか、知恵を働かせて
その形や匂い、生えている場所、季節等を考えて、どういうことに効くのだろうか、
何千年という長い月日をかけて獲得したものです。
それを、現代の最新技術が分析して、何故効くのか、
再度確認できるのも興味深いことです。
マタタビを、猫に与えるときは多すぎないよう充分気をつけてください。