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夏の便秘と下痢
暑くて歩くと汗でびっしょり。
こんな暑い日が続くこの頃、今まで便通は良かったのに、最近便秘や下痢になったと訴える人が多くなりました。
●夏の便秘の原因は、汗によって体の水分が失われたことが原因だと思われます。
もう一つは、暑くて水分ばかり飲んでいて、野菜や海藻など便の材料になるおかずが減った事も考えられます。
それぞれ不足しているものを補いましょう。
水だけでなく滋養のある水分が大事です。
みそ汁、鶏肉や野菜のスープ、ポタージュ、汁の多い煮物など、毎食とりましょう。
朝のグリーンスムージーもお勧めです。
小松菜、セロリなどに果物はバナナなど加えて(冬はリンゴ)豆乳や牛乳に蜂蜜など加えてスムーザーにかけます。
冷たすぎるのは逆に腸内細菌が働きませんから、レンジで好みの温度に温めるとよいです。
作り方HP参考→グリーンスムージー
●下痢が増えた方は冷たいものが増えていませんか?
胃腸の消化酵素は37度以上で働きます。
胃の中に食べ物があるときに冷たいものを飲むと消化できなく下痢となって出てしまいます。
この下痢や軟便が続くと毎日エネルギーが失われていくことになりますので、次第にだるくなり夏バテの原因になります。
毎年9月初め頃下痢や夏バテの患者さんが増えます。
今年こそ夏バテをしないよう養生しませんか?
●紫蘇や生姜がよいので紫蘇ショウガ茶などやウエマツ薬局オリジナル「夏の薬膳茶」がお勧めです。
5袋入り300円
藿香正気散、六君子湯などの漢方薬も胃腸を丈夫にします。
また生薬の消化剤焦三仙(しょうさんせん)は肉や小麦、米類など食べ過ぎた時、すぐ消化してくれて胃がすっきりします。
多くの愛用者がいます。
ご希望の方には3袋お分けしますので、店頭でお申し込みください。
期間限定2022年7月31日まで
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薬膳教室のご案内
毎日の食生活(体質改善や疾病予防)に役立つ薬膳を、中医学理念を基に学びます。
皆さまが食知識を一層深め、自分を始めご家族・友人などが、より健康的な生活に繋がるように薬膳教室を以下日程・内容で開催いたします。
日頃「簡単・手軽・安い」で手に入れて“おなか”を満たすだけの食事が増えています。おいしく食べて“からだ”を満たす食事作りの知恵を学んでいきましょう。
日程 薬膳 養生法等 9月 中医学の基本理念「季節を感じるやさしい養生」 綺麗な肌になるコツ 10月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水①」 秋の対策、乾燥 11月 中医学の土台を学ぶ「陰陽・五行・気血水②」体質診断シートでセルフチェック 女性のからだ、更年期 12月 具合が悪くなるということ「内から外から原因を知る」 感冒 2月 今日からできるセルフ診断①「弁証ってなあに」 冬の対策、冷え 3月 今日からできるセルフ診断②「体のここに目を向けよう」 春の対策、花粉症 4月 おなかを満たす食事は卒業!「体を満たす薬膳の基礎」 良い睡眠等 5月 好きになるには相手を知ること「食材の効能調べ」 頭痛、イライラ 6月 いつもの献立が薬膳に変わる「ウチのゴハンは何薬膳?」 梅雨の対策、胃腸 7月 総まとめ実習~診断から食材提案まで~ 夏の対策、熱中症 *日程の内容に変更が生じることがあります。
今後の感染状況を見ながら、薬膳料理店にご一緒に食べに行く食事会も企画予定(自由参加、自費)
講 師:薬膳:榎本敦子先生(中医薬膳指導員・IFPAアロマセラピスト)
養生法等:植松光子(薬剤師・国際中医師)
開催日時:2022年9月~2023年7月(1月休講、年10回)
毎月1回第3水曜日(9月、11月は第2水曜日)午前10時~12時
定 員:先着20名(開催最低人数10名に満たない場合は開催を中止することがあります)
受 講 料:前納3万円/年(お土産付き)
(受講料のお支払いは、申し込み締切り後、8月16日に振込先等をご連絡致します)
場 所:ウエマツ薬局 *感染状況により、延期になる場合があります。
※駐車場の用意はございませんので公共の交通機関をご利用ください。
申し込み締切日 2022年 8月15日
申し込み受付 ⇒ ウエマツ薬局(営業時間:10時~17時、定休日:木曜・日曜・祝祭日)
fax、Tel又は店舗にて受付
TEL:049-245-6637
FAX:049-245-6158
(写真は2015年の時の物です)
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夏バテしない漢方的養生法
猛暑です。
今年の夏を元気に乗り切る一番のこつは胃腸を大事に、ということです。
冷房のきいた部屋にいる時は、子供も大人も体温以下の温度の飲み物を飲む習慣をやめましょう。
胃腸の消化酵素は体温と同じ温度、37℃くらいで働きます。
味噌や酒と同じ酵素ですから、温度が低いと働きません。
せっかく食べた食事は消化しないで下痢便、軟便となって出て行ってしまいます。
この状態が一か月も続くと夏バテ状態となり、食欲もおちてしまいます。
例えていえば、1日1000円分食べた食事の1割100円が消化しないとすると、一か月で3000円、1年でなんと3万円トイレへ流してしまったと同じです。
暑いのは身体で胃腸ではありません。
試しにクーラーをつけている部屋であなたの胃を触ってみてください。
冷えていませんか?
暑い時期、冷たいものはおいしく感じます。でもそれは喉が感じるだけなのです。
ゆっくり口と喉で味わってから胃に流すとよいでしょう。
まず氷水、かき氷はやめましょう。
アイスやアイスキャンデーは炎天下から帰った時だけ。
食事の時は冷たい飲み物はやめましょう。熱いみそ汁などをつけましょう。
大人も冷たいビールの一気飲みで下痢した経験はおありでしょう。
もったいないですよ。おいしいごちそうが栄養にならないのですから。
習慣ですのですぐに直すのは難しいでしょうが、大人も子供も気を付けていけば冷たいものは欲しくなくなり、そのころあなたも家族ももっと健康に元気になっているでしょう。
文責:植松光子 薬剤師 中国政府認定国際中医師