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おりもの1 役割とトラブル
女性特有の現象である「おりもの」は
膣に雑菌が入るのを防ぎ、清潔に保つための分泌液です。
正常なおりものは無色透明で臭いも少なく、量も少量。
一般的に、生理前や排卵期、妊娠期にはやや多くなり、
閉経後には減少します。
おりものがこのような状態であれば、特に心配する必要はありません。
しかし、量が増える、匂いが強くなる、色を帯びている、といった状態や、
陰部のかゆみ、腰痛、腹痛などの症状を伴う場合は、改善を心がけましょう。
「おりもの不妊」と言って、赤ちゃんができない原因の1つに
おりものが多すぎることがあります。
異常なおりものは、膣炎、子宮筋腫、卵管炎などと
いった女性特有の病気を知らせるサインとなっていることもあります。
病院で検査を受けても特に問題がないようであれば、
体内の不調が原因と考え、根本的な体質改善を心がけましょう。
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機能性胃腸症5 食欲不振が続く、虚弱タイプ
機能性胃腸症とは⇒機能性胃腸症
《食欲不振が続く、虚弱タイプ》
慢性疾患を患っている人、乱れた食生活を続けている人などは、
胃腸の働きが低下して食欲が落ち、不調が長引きがちになります。
胃腸は食事の栄養から「気(エネルギー)」を生み出し、
生命活動の基礎を支える大切な臓器です。
そのため胃腸不調が慢性化すると、
身体のエネルギー不足で体力や免疫力が落ち、
疲労感、息切れ、風邪をひきやすくなるといった
全身の不調につながってしまうのです。
食欲不振などの軽い不調は放置しがちですが、油断は禁物です。
根本的な体力を養うためにも気になる症状は
早めに改善するようにしましょう。
*主な症状
食欲不振・疲労感・無力感・息切れ・風邪をひきやすい
めまい・顔色が黄色い・痩せている・舌の色が淡い
*食養生
~胃腸を養い、体力をつける
米・もち米・湯葉・豆乳・豆腐・いんげん豆
山芋・ヨーグルト・じゃがいも・きゃべつ
鶏肉・白身魚・牛乳 など
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機能性胃腸症4 膨満感がある、ストレスタイプ
機能性胃腸症とは⇒機能性胃腸症
《膨満感がある、ストレスタイプ》
「肝」はストレスを発散させ、体内の「気(エネルギー)」の巡りを
スムーズに保つ臓器です。
この機能が胃腸の働きにも深く影響しているため、
過剰なストレスで肝の機能が低下し、気の巡りが停滞すると、
お腹の張り、膨満感、ゲップといった不調が起こりやすくなるのです。
また、気の停滞が長引くと、体内に余分な熱が発生し、
口の渇き、熱感などの症状がでる事もあります。
このタイプは精神的な要因で胃痛が起こりやすいことが特徴です。
日頃のストレスをこまめに発散し、気の巡りをスムーズに保つようにしましょう。
*主な症状
上腹部の膨満感、お腹の張り、両脇が苦しい、ゲップ
胃痛、ストレスで症状が悪化、口が渇く、口の中が苦い
熱感、頭痛、過食傾向、排便異常(便秘や軟便)
舌苔が薄く乾いている
*食養生
~香りの良いもので気の巡りを整える
ハマナスの花茶・たけのこ・菊茶
グリンピース・ジャスミンティー・ふきのとう
うこん・たらの芽・香草類 など
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機能性胃腸症3 胃がもたれる、痰湿タイプ
機能性胃腸症とは⇒機能性胃腸症
《胃がもたれる、痰湿タイプ》
胃腸は乾燥した状態を好むため、
体内に「痰湿(余分な水分や汚れ)」が溜まると
不調が起こりやすくなります。
また、溜まった痰湿の影響で胃腸の水分代謝が落ちると、
さらに痰湿が溜まりやすくなるという
悪循環に陥ることもあります。
痰湿が溜まる要因は、暴飲暴食、過剰なアルコール摂取、
脂っこい食事や甘いものの摂りすぎなど。
梅雨から夏の湿気の多い季節は
痰湿が溜まりやすくなるので注意が必要です。
このタイプの人は、まず食生活の改善が大事。
食事には水分代謝を促すものを取り入れ、
体内の余分な水分をすっきり取り除きましょう。
*主な症状
胃もたれ、胃の痛み、むかつき、口の中がねばつく、
雨や低気圧の影響で症状が悪化、舌苔が厚くべたつく
*食養生
~香りの良い食材、水分の代謝を促す食材で胃腸を整える
しそ・サンザシ・もやし・麦芽・とうもろこしの髭茶
春雨・陳皮(みかんの皮)・カルダモン・はと麦
梅干し・大根・栗 など
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機能性胃腸症2 痛みが強い、冷えタイプ
機能性胃腸症(機能性ディスペプシア)と診断されたら
自分の体質に合った、中医学の養生を取り入れましょう。
機能性胃腸症とは⇒機能性胃腸症
《痛みが強い冷えタイプ》
胃腸は冷えに弱い臓器です。
冷たい飲食、冷房や冬の寒さなどで、胃腸が冷えると
不調が起こりやすくなります。
このタイプの症状は、胃痛、腹痛などの痛みが特徴ですが、
これは冷えて胃腸の血行が悪くなってしまうためです。
中医学では「不通則痛(滞ると痛みが起きる)」と考えられていて、
血行が滞ると痛みが起きやすくなるのです。
養生の基本は冷えた身体をしっかり温めること。
冷たい飲食は避けて、夏でも温かい物、
常温の物を摂るよう心がけましょう。
*主な症状
胃痛、腹痛、腹部の冷え、身体の冷え
顔色が白い、下痢や軟便を伴う、舌苔が白い
*食養生
~冷えを取り除き、胃腸を温める~
生姜・シナモン・ねぎ・ナツメグ
にんにく・みょうが・山椒の実
紅茶・八角 など
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