ビンボー 結婚 | 婚活妊活ビンボーは怖くない。その13

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  • 婚活妊活ビンボーは怖くない。その13

    2014年1月23日 ,

    「夫は家族を食べさせてやっている」は本当か?

     

    日本では夫が働いて家族を養い、妻は子供を育て家を守る、

    という風習が長く続いてきました。

     

    今の若い人の間ではその考えはだいぶ薄らいできたように感じます。

    しかし、主婦が正社員として働く人はいまだに少なく、パートが圧倒的です。

     

    家事をやりながら勤めるのは、時間的にも大変だ、

    子供の学校の行事や役員をやらなければならない、

    と言った理由で、妻もパートを選ぶことが多いのが現実です。

     

    したがって、収入の面でも夫の方が多く、

    妻は扶養家族として扶養控除を受けています。

     

    扶養控除があるため税制面でもパートのほうが有利なので

    必然的にパートになってしまっています。

     

    意識の上でも夫に従属してしまい、離婚を考えても生活出来ないので、

    大事な人生を我慢で過ごしてしまう人もいます。

     

    しかしこの優遇税制は女性の自立にとって実は悪法です。

    国も経営者側も、パートで給料を安く抑えたほうがよいので

    この制度を利用しているのです。

     

    結婚とは男女が同等の権利と意識をもって相手を尊重し、

    敬って生活することだと思います。

     

    「おかみさん=神様」と言われ、家の中では妻は一番威張っているように見えますが、

    実は夫側は「食べさせてやっている」という意識が日本人の男性にはあります。

     

    私は長女が小学校に入った時、フルタイムの管理薬剤師の仕事を頼まれ、

    思い切ってパートをやめ、正社員として働き始めました。

     

    その時夫は会社に扶養控除をはずす届を出すとき

    「夫が妻を養っていけないのでは甲斐性がない、と言われそうだ」と渋っていました。

    昭和50年頃の話です。最近の意識はどうでしょうか?

    写真:次女と公園で遊ぶ夫

    私も、結婚した時は働いていなかったので、夫に食べさせてもらっている、

    と思って自分の物は一切買いませんでした。

     

    昼食も自分だけ食べるのは申し訳ないと思い、水を飲んでいました。

    おかしな話ですが何となく夫が苦労して働いて得たお金で

    夫と別のものを食べるのは申し訳ないような気がしたからです。

    おかげで結婚当初は、ぎろぎろにやせてしまいました。

     

    その後も夫はほとんど毎晩帰りが深夜で、夕食は家では取らなかったので

    生活費はすべて妻と子供が使っているような気がしていました。

     

    しかし、ある時気が付きました。

    夫も半分は使っていると。

     

    長女が3歳の時、アメリカに夫が単身赴任で1年行くことになりました。

    昭和48年です。

     

    まだ1ドル360円の時代で、アメリカへ行く人は珍しく、

    羽田で会社の人が集まって「バンザイ」と送ってくれました。

    夫がいなくなり、さっそく家事の手抜きです。

     

    まず朝の味噌汁をやめ、煮物もやめて炒めものにし、

    入浴もお湯が汚れないので1日置きにしました。

    そうしましたら、翌月からガス代水道代食費が半分に減りました。

     

    そこで

    「なあ~んだ、家で夕食を摂らないので

    夫は何も生活費を使っていないと思っていたけど、

    半分は使っているじゃない」と覚った次第です。

     

    「夫も半分は使っている、食べさせてもらっている、と小さくなる必要はないんだ」と。

    それから少し私の態度も大きくなったようです。

     

    夫が渡米して1カ月した頃3歳の長女に

    「ママ、お味噌汁が飲みたい(´□`。)」と言われました。

    負うた子に教えられる、と言いますが、3歳の子に言われ、

    恥ずかしくなりそれからは、きちんと毎朝味噌汁を作ることにしました。

     

    昆布と煮干しで出しを取った味噌汁を30年以上続けていますが、

    私は自分で「おいしい、おいしいo(〃^▽^〃)o」と言いながら飲んでいます。

     

    次回は女性が働くことについて。

     

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