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「五行学説、気血水に基づいて診察するということ」薬学部実習生感想文・85
ウエマツ薬局に実習に来られた、薬学部5年生の感想文をご紹介します。
*漢方に今まで興味を持っていましたか?
はい。祖父が、手首がつりやすいため、芍薬甘草湯を使っていたため。
*実際に今回体験して感じたこと。
また、将来漢方の仕事をやってみたいと思いましたか?実習前は、自分で使う機会がなく、家族が使って効果が出ているのをみて、
「本当に効くんだ」と思ってしまったほど、漢方は物語の世界のもののようなイメージがありました。
普段、自分がなじみのある西洋医学では、1つの症状についてさらに深掘りして、
その症状に対して治療しますが、中医学では、1つの症状から全身の症状へどんどん広げて、
全ての症状を関連づけて考え、その元の原因を改善する治療ができることを学びました。
相談に同席させていただきましたが、先生が患者さん1人1人の不安や症状、
気になることを丁寧に聞き取り、その人に合った漢方を処方されているところが印象に残りました。
今回2日間実習させていただいて、「五行学説」「気血水」に基づいて診察するということは、
こういうことだったのかと、初めて理解することができました。
他にも薬膳やスキンケアについても教えていただくことができ、
とても楽しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
もっと漢方を勉強して、将来漢方について深い知識を持った薬剤師になりたいと強く思いました。
2023年10月3日 昭和薬科大学薬学部薬学科 R.A