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中医学から見た「赤ちゃんが元気に育つ妊娠中の養生法」3ヶ月目
胎児の性格が形成され始める時期なので、胎教に一番よい時期です。
胎児によい影響を与えるために美しいものを見たり、
クラシック音楽を聞いたり、名画を鑑賞したりするとよいでしょう。
出来れば夫とともに一緒に出掛けると、精神的に良く、
夫も父親として少しずつ自覚を高めていくことができるでしょう。
喜怒哀楽が強くならないよう、精神の安定に努めましょう。
食べ物では、ナツメは心を落ちつけます。
養生茶は「心の静まるお茶:笹の葉、ナツメ、甘草入り」がおすすめ。
さっぱりとして、ほんのり甘いお茶です。
ウエマツ薬局の薬剤師飯沼香里が考案したもので、
飲んだ方の評価は5点満点の5点でした。
通称「かおりんの養生茶」といいます。家じゅうでお飲みください。
暑い夏の心をおちつかせます。
亜鉛の入ったサプリメントは
脳の疲労を取ってよく眠れる、と喜ばれています。
カルシウムは緊張をとり、イライラをとり、赤ちゃんの背骨をしっかりさせます。
これらは妊娠中に特にお母さんと赤ちゃんの健康作りにしっかり取るとよいです。
ウチダ和漢薬の新カイホーイオン化カルシウムは、
海の牡蠣の殻の粉末で作られているので
マグネシウムなども含まれ、吸収がよいもので、おすすめします。
ウチダ和漢薬 新カイホーイオン化カルシウム 500錠 4104円 5~10錠×2
今すぐご注文、ご相談をお電話かメールでご予約下さい。
漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
FAX:049-245-0613
営業時間:10時~18時 定休日:日曜、祭日
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中医学から見た「赤ちゃんが元気に育つ妊娠中の養生法」2ヶ月目
この時期は脳と目、耳、鼻、口などが形成されます。
日常の食事は
素食(肉を使わない食事)を多くする。
果物や野菜、雑穀を積極的にとり、肉は少量にして、
辛い物や生ものを食べないようにする。
タバコや酒、化学薬品、香りや刺激の強い化粧品、
放射線や電磁波、ペットなどは避けたほうがよい。
悪阻が始まる頃です。
悪阻は亜鉛不足という説があり、亜鉛の多い牡蠣エキスのサプリメントで
実際軽かった、という声が多くあります。
亜鉛は妊娠中、赤ちゃんの脳の成長を助けます。
お母さんの脳にも働いて。お母さんの不安を和らげます。
お母さんが飲むことでお二人の脳の働きがよくなるのですから、
ぜひしっかり飲みたいですね。
妊娠2か月~4か月すぎ(14週未満)は、
胎児が薬の影響を最も受けやすく、「先天異常」の発生と関係する大事な時期です。
特に妊娠2か月は、中枢神経や心臓などの重要な臓器、
そして手や足などが作られる時期のため、最も注意が必要です。
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基礎体温表の高温期はどうして体温が下がっていけないの?
排卵後、高温期になって3、4日目に分裂した桑実胚は子宮に達します。(図1)
図1:受精卵の成長
そして栄養を吸収しさらに大きくなって子宮に着床するのが受精6日目です。(図2)
図2:受精後6日の胚盤胞
この時体温が下がると血流が悪くなり、栄養が卵に受精卵に行かなくなり、
子宮壁からはがれおちてしまい、妊娠がストップしてしまいます。
図3:子宮の中で成長する胎児
体温の下がる理由は
黄体ホルモン、卵胞ホルモンが下がった
風邪を引いた
下痢をした
気分の浮き沈みが激しく、体温の変動も大きいから。
二人の体調の絶好調の時に妊娠することがお分かりになりましたか?
図1は卵巣から卵子が飛び出し、卵管采(らんかんさい)が
手のように伸びて、卵子をキャッチしたところ。
卵管采は自由に伸びます。
年齢が高かったり、血流が悪い人、肩がこっていたり、
緊張症の人の卵管采は硬くて伸びません
ネズミは、この卵管采が図1のように、
いつもピタッと卵巣にくっついているので、妊娠率100%です。
しかし人間はこの図のようにはいつも行かないのです。
そのために前述のリスクを避けましょう。
運動は毎日しっかりやる。
不妊専門のあるドクターは全速力で毎日走りなさい、とおっしゃっていました。
毎日楽しく気持ちを伸びやかに過ごせるよう、工夫しましょう。
「植松光子」のツイッターとFBは毎日楽しく過ごせるコツを呟いています。
ご覧くださいね。
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中医学から見た「赤ちゃんが元気に育つ妊娠中の養生法」1ヶ月目
中国の南北朝時代に北斎の医師 除之才が書かれた
「妊娠中の月々の赤ちゃんが元気に育つ方法」を先月来日された中医薬大学の
賀教授が講演され、その概略です。会報「天空」より抜粋
1ヶ月目
胎児が成長をはじめ、母親の血液が使われるようになり、
酸っぱい物を好むようになります。
この時期のおすすめ食材などをご紹介します。
・おすすめ
酸味のもの
麺類などの小麦製品、大麦
野菜
豆腐
イチゴ・バナナ・オレンジなどの果物
葉酸が多く含まれるナツメなど
温かいスープ
(写真:ナツメ)
・避けるもの
辛い物 生もの
身体を冷やすもの。冷たい物
・生活養生
静かな環境でゆっくり休む
睡眠を十分とること
「恐れれば、すなわち気下がる」
びっくりすると尿が漏れるように、「気」が下がります。
このように、精神的なショックがあると流産をする恐れがあります。
周りもこの時期には精神的なショックを与えないよう注意をしましょう。
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受精卵を育てる大事な亜鉛
受精卵が細胞分裂をして、胚盤胞に分割し、さらに胎児に成長するのに亜鉛はかかせない
最新情報 アメリカ ノースウエスタン大学の研究 2016年
受精卵が正常に分裂し胚盤胞になるために…亜鉛が大事
亜鉛の花火
精子が卵子に入った瞬間、亜鉛の火花が飛ぶ
カルシウムがたっぷりあると亜鉛が出てきて働く
健康に妊娠させる力のある卵子が火花を出す
この火花は体外受精の時に医師がどの卵子を子宮に戻すか選別の目安になる
・悪阻に亜鉛は効果がある
・高温期が短い方・・・着床しにくい・・・亜鉛とセレンが必要
高温期がジグザグな方・・・妊娠しても流産しやすい
亜鉛とセレンの不足は卵胞ホルモンと黄体ホルモンの分泌低下を招く
なかなか妊娠できない理由の一つに、
微量元素不足による女性ホルモンの低下がある
・精子無力症(精子の運動率が悪い)にセレンを補給すると
11%の男性の精子の運動率が上がった。
・食事でとれない亜鉛とセレン
1日9~10mg必要
粉ミルクに亜鉛は成長促進のため添加されている
・品質の良い亜鉛・セレン製剤を摂る
牡蠣には亜鉛、セレンが豊富
牡蠣のエキスを抽出して作った、亜鉛の濃度の高い錠剤があります。
特に体外受精のまじかにお飲みになるかたは多いです。
是非、お声かけ下さい。