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その他の症状

  • 口内炎対策・2 胃腸の熱が過剰

    胃腸の状態と口には深い関わりがあり、胃腸に不調があると、

    特に唇の周りや舌の奥に口内炎の症状が現れやすくなります。

    口内炎を引き起こすのは、胃腸に溜まった「湿(しつ)」(余分な水分や汚れ)と「熱」です。

    暴飲暴食や、油っこい料理の食べ過ぎ、お酒の飲みすぎといった食の不摂生を続けると、

    胃腸に湿や熱が溜まって働きが悪くなり、口内炎の症状が現れるのです。

     

    まず食生活を見直して、胃腸に負担をかけないよう心がけて。

    溜まってしまった湿や熱は早めに取り除き、胃腸を健やかに保ちましょう。

     

    *気になる症状

    腫れや痛み、ただれを伴う口内炎、白い潰瘍ができる口内炎、口臭が強い、

    歯茎が腫れて痛い、口の渇き、便秘、舌が紅い、舌の苔が黄色い

    *食養生

    湿を取り除き、熱を冷ます食材を:

    どくだみ、はと麦、さんざし、アロエ、しそ、こんにゃく、春雨、寒天、

    きゅうり、バナナ、いちじく など

    ※野菜多めのあっさりした食事が基本。

     

     

  • 口内炎対策・1 心の熱が過剰

    2023年2月8日 ,

    「心(しん)は舌の苗」と言われ、中医学では、舌は「心」の状態から影響を受けると考えます。

    これは、心の持つ血液循環の働きによるもの。

    舌には血管が多く集まっているため、心の状態が現れやすいのです。

    このタイプの口内炎は、外邪(風、熱、乾燥などの邪気)の侵入、

    過剰なストレス、辛いものの食べ過ぎなどが原因で、心に熱がこもることで起こります。

    食事の気配りやストレスを溜めない工夫を心がけ、過剰な熱を冷ましましょう。

     

    *気になる症状

    赤み・痛みの強い口内炎、舌がヒリヒリする、全身が熱っぽい、

    顔が赤い、口が渇く、尿の色が濃い、舌の先が紅い、舌の苔が黄色い

     

    *食養生

    クチナシの花茶、菊茶、竹の葉茶、柿の葉茶、緑茶、あけび、

    苦瓜、ミント、梨、すいか、大根、柿 など

    ※油っこい料理や肉類は食べ過ぎに注意!

  • 口内炎の対策と改善方法

    2023年2月7日 ,

    食事中に噛んでしまったり、いつの間にかできていたりする口内炎。

    繰り返す症状などに悩まされることも多いです。

    小さくても、食事がしみて痛むなど、とてもつらいですよね。

    口内炎は、口の中の粘膜や唇、舌などに起こる炎症の総称です。

    ウイルスや細菌の感染、食べ物や入れ歯などの物理的刺激、

    免疫力の低下や栄養不足などが主な原因と考えられていますが、

    原因がはっきりしないこともあります。

    中医学では、口内炎を引き起こす基本的な原因を体内の「熱」と考えます。

    他にも「不足する事」で口内炎の原因になることもあります。

     

    *体内に余分な熱が溜まる「実証」

    主に口の状態と関わりの深い臓器「心(しん)」や

    「胃腸」に過剰な熱が溜まることで現れます。

     

    *身体に必要な物質が足りなくなる「虚証(きょしょう)」

    体内の潤い不足で熱を冷ますことができず、

    身体に熱がこもって口内炎を引き起こします。

     

    体内の「気」(エネルギー)が不足している場合は、

    免疫力が低下して、口内炎の原因になります。

     

    普段から口内炎になりやすい人は、症状を抑えるだけでなく、

    まず自分の体質をきちんと見直すことが肝心です。

    体内の不調を整えて根本から原因を改善し、繰り返しがちな症状を防ぎましょう。

    症状が重い場合は病気などが隠れていることもあるので、

    気になる人は早めに医師の診察を受けましょう。

  • 脳梗塞の予防・5 体質別のケア(虚弱体質)

    2023年1月30日 , ,

    《虚弱体質の人》

    高齢者、慢性疾患のある人、胃腸が弱い人などは、

    体内の「気(エネルギー)」「血」が不足しがちです。

    すると、血管を流れる血量が少なくなり、

    血の流れを助ける気も不足した状態になります。

     

    また、血が足りないと、血管を十分に養う事が出来ず、

    血管力も落ちてしまいます。

    その結果、血の流れが悪くなり、瘀血(おけつ)を招いてしまうのです。

     

    このタイプは、気血を生む源となる胃腸を整え、

    しっかり栄養を摂ることを心がけましょう。

    また、五臓六腑の根本となる「腎」を強くする事も大事です。

     

    *気になる症状

    息切れ・疲労倦怠感・汗が出やすい

    食慾不振・軟便・動悸・不眠

    不安感・顔色が白い・耳鳴り

    物忘れ・夜間頻尿・腰痛 など

    *食養生

    ~不足しがちな気・血を養う

    大豆製品・ほうれん草・米

    なつめ・枸杞のみ・小松菜

    山芋・くるみ・鶏肉・ごま・うなぎ など

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  • 脳梗塞の予防・4 体質別のケア(イライラ)

    2023年1月27日 , , ,

    《イライラしがちな人は》

    体内の「気(エネルギー)」は「血」と一緒に体内を巡り、

    血流をサポートしています。

    一方、気の巡りは「肝」の働きによってスムーズに保たれています。

    そのため、過剰なストレスなどで肝がダメージを受けると、

    気の流れが悪くなり、血流も滞りがちになってしまいます。

    この状態が長期化すると、「瘀血(おけつ)」を招いてしまうのです。

    このタイプは高血圧が引き金で、脳梗塞を起こしてしまう心配もあります。

    イライラやストレスをうまく発散して、気持ちを穏やかに保つよう心がけましょう。

     

    *気になる症状

    ストレスで痛みが出やすい(頭痛・胸痛など)

    肩こり・精神不安・不眠

    イライラ・憂鬱・胸部の不快感

    喉の詰まり・口の苦味、乾き

    ゲップが多い・ガスが溜まりやすい

    *食養生

    ~ストレスを発散させ、肝を整える

    酢・セロリ・菊花・ミント

    ジャスミン・緑茶・そば・金針菜

    香草類・羅布麻茶 など

     

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