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「目の乾燥(ドライアイ)の養生」
「血(けつ)」が運ぶ栄養や潤いによって健やかに保たれているのが目。
そのため、血を十分に養い、蓄える「肝」の働きを整えることが
ドライアイ対策には大事です。
目の使い過ぎは血の消耗につながります。
長時間のスマホ、PCなどには注意しましょう。
*気になる症状
目がゴロゴロする・目の乾燥
視力減退・目のかすみ・痛み
*食養生~血を養い、目の働きを整える~
菊花・桑の実・桑の葉・にんじん
枸杞の実・ブルーベリー・ほうれん草
ぶどう など
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潤い体質をめざすには「腎」の養生を
前回、ドライシンドローム(乾燥症候群)は
「腎(じん)」が関係している事をお伝ええしました。
前回の記事はこちら→ドライシンドローム(乾燥症候群)
腎の働きが健やかで、腎陰(水や血などの体を潤す要素)がしっかりあれば、
身体の潤いを保つことができるのですが、加齢とともに働きが衰えたり、
量が減ったり年とともに潤いが不足してしまいます。
少しでも潤い体質でいるために養生するように、こころがけましょう。
《腎が弱っているサイン》
乾燥症状・ほてり・めまい・耳鳴り・髪が抜けやすい
白髪・記憶力の低下・腰痛・冷え・頻尿
《食養生~腎を養い、潤いをアップする~》
豆類・種実類
くるみ・松の実・銀杏・枸杞の実
蓮の実・黒ゴマ・黒豆
枸杞の実⇒オンラインショップ
野菜類・香辛料
山芋・よもぎ・にら・黒きくらげ・シナモン
魚介類・肉類
えび・牡蛎・なまこ・海藻類
牛肉・羊肉
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ドライシンドローム(乾燥症候群)
秋が深まる10月は、空気が乾燥し、
身体のさまざまな乾燥症状が起こりやすくなります。
カサカサの肌(ドライスキン)
目の乾燥(ドライアイ)
口の乾燥(ドライマウス)
鼻の乾燥(ドライノーズ)
こうした、様々な症状を、乾燥によって起きる一連の症候群
「ドライシンドローム」と考えるようになってきました。
原因は、エアコンの使用、睡眠不足、口呼吸、
高カロリーな食事、パソコンやテレビなど、生活環境の問題もありますが、
秋や冬は乾燥する季節なので、症状が起こりやすくなるのです。
中医学では乾燥の症状は、
身体の潤い成分である、「水(すい)(津液)」や「血(けつ)」の不足から起こると考えられています。
また、「腎陰(じんいん)(水や血などの体を潤す要素)」の不足も乾燥を招く要因になります。
「腎」は加齢とともに衰え、腎陰も不足しがちになるので、
年とともに身体の潤いは減少していきます。
喉や鼻の粘膜が乾くと、免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、
感染症にかかりやすくなってしまいます。
乾燥は、アトピーなどの皮膚病の悪化、咳、便秘などの不調にもつながります。
しっかり対策して乾燥に負けない、潤い体質を目指しましょう。
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眼病に対する中医学治療の特徴と優位性
2019年9月15日に、中国眼科分野の国医大使である廖品正(りょう・ひんせい)先生、
路雪婧(ろ・せつせい)先生、李翔(り・しょう)先生を招き、東京で
中医五官病専門講座オープン講座が開催されました。
廖品正先生は、次のように説明しました。
*目が経絡(つぼの筋道:図参照)を通じて、
内臓とその他の組織、器官と密接な関係がある。
*目の生理、病気を研究する時や、診察時は、目の病気だけととらえず、
目と臓器経路、気血津液などとの関係を深く分析する必要がある。
路雪婧先生は、「ドライアイの中医薬治療」について、
体内の気、水との関係を上げて説明されました。
また、李翔先生は「緑内障の治療における中医薬の役割」についてお話しされました。
電子製品が日常に欠かせない現代は、目のトラブルが増えつつあります。
中医学は目の病気を全身の病気と捉え、
「目は病気の窓口」と考えています。
整体観念と弁証論治を用いて眼病の方の目だけではなく、心にも光を注いでいます。
整体観念とは、中医学の基本的な考え方で、
人の体はバラバラではなくて、五臓六腑が関係しあっている。
さらに人の体と自然界も関係しあっていると言う考え方です。
弁証とは、症状を聞いたり見たりしてその情報を分析することです。
論治とは、この情報に従って治療方針を立てることです。
眼病だけでなく、皮膚病なども、全身の状態を観察して、改善させていきます。
あなたの体質、現状に合った、漢方で不調をなおし、
健康維持していきませんか。