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その他の症状

  • 花粉症3 「熱」の花粉症

    *気になる症状

    風邪の初期・中期と似た症状:

    顔色は赤っぽく、黄色く濃い鼻水や痰、口の渇き、

    目の充血皮膚の赤み

    「熱」の花粉症は、熱をとる働きのある、どくだみ茶や、

    熱っぽさをすっきりさせるミントティー、菊花茶などを

    飲むようにしてみましょう。

    また、中医学では、「石持(いしもち)」という名の魚の

    頭骨内にある魚脳石※を鼻の薬として使用します。

    魚の身を食べても効果が期待できるので、

    塩焼きやムニエル、昆布じめなどを

    メニューに加えてみてはいかがでしょうか。

     

    ※石持(いしもち)の耳石のこと。

    石を持っているので、石持と言います。

     

    *食養生

    どくだみ茶、ミントティー、菊花茶、石持(いしもち)

    どくだみ茶:オンラインショップ

     

    ※菊花は、目の熱っぽさをとるのと、視力を高める、

    目の不調などに生薬として漢方薬につかわれます。

  • 花粉症2 「寒」の花粉症

    2020年1月22日 , ,

    *気になる症状

    かぜの初期と似た症状:身体の冷え、顔色も白く、透明で水っぽい鼻水

    「風寒(ふうかん)」という邪気の侵入で起こる「寒」の花粉症は、

    かぜの初期と似た症状が特徴。

    身体が冷え、顔色も白く、透明で水っぽい鼻水が出るのが特徴です。

    口が渇くことはありません。

    身体を温め、冷えを取り除くことが大切です。

    お風呂は身体を温め、花粉を洗い流せるので効果的です。

    ゆっくりお湯につかるようにしてみてください。

     

    *食養生

    しそ茶、シナモンティー、こぶしの花のつぼみのお茶

     

    ※こぶし(木蓮)の蕾を乾燥させたものを生薬で辛夷(しんい)と言い、

    慢性鼻炎や蓄膿症の頭痛・鼻づまりなどに効く漢方薬に使われています。

    写真:もくれんの花

  • 花粉症1

    2020年1月21日

    花粉症で毎年辛い、という方、花粉症は「治らないもの」と諦めていませんか?

    中医学では、体質を整えることでつらい花粉症の症状を穏やかに改善できます。

     

    身体の抵抗力が足りない体質の人(「気虚(ききょ)」体質と呼びます)は、

    風邪(ふうじゃ)が侵入しやすく、花粉症の症状も強く出やすいので気をつけて。

    特に注意したいのは、

    呼吸器系が弱い「肺気虚(はいききょ)」、

    消化器系が弱い「脾気虚(ひききょ)」の人。

     

    「肺」の働きが弱くなると、邪気の侵入を防ぐ鼻や皮膚の

    防衛機能が低下します。

    その結果、風邪(ふうじゃ)が侵入しやすく、花粉症にかかりやすい状態に。

    また、消化器系(胃腸)が弱くなると水分代謝の悪化を招き、

    多量の鼻水、鼻づまりといった不調が起こりやすくなります。

    花粉症といっても、原因によって症状や養生法もさまざまです。

    自分に合った花粉症対策で、つらい季節を少しでも楽に過ごしましょう。

  • 男性更年期5 体内に汚れが溜まる、湿熱

    2020年1月20日 ,

    *気になる症状

    体重の増加、頭や身体が重い、皮膚の湿疹、

    尿の色が濃い、舌の苔が多い

    脂っこい食事や飲酒、運動不足などが重なって太りぎみになると、

    体内に「湿熱(しつねつ)」(余分な水分や汚れ)が溜まり、

    「気」や「血」の流れを滞らせててしまいます。

    このような状態になると、更年期の症状も回復しにくくなり、

    慢性化につながることも。

    また、脂質異常症や糖尿病といった生活習慣病にも

    なりやすくなってしまいます。

    溜まった汚れは早めに取り除き、気血の流れをスムーズにし、

    更年期の症状から回復しやすい健康な身体をつくりましょう。

     

    *食養生~利水作用のあるものを積極的に摂り、体内の汚れを排泄~

    鯉、ヘチマ、雑穀、蓮の葉茶、小豆、緑豆、はと麦、

    オオバコ茶、とうもろこしの髭茶(ひげちゃ)

    まじめで几帳面な人ほど、更年期の症状に悩まされることも多くなります。

    睡眠をしっかりとる、こまめに身体を動かす、趣味を楽しむなど、

    ストレスを溜めない工夫をしましょう。

    更年期は誰にでも訪れます。体質の変化に応じて身体を整えながら、

    あまり悩まず上手に加齢と付き合っていきましょう。

  • 男性更年期4 ストレスによる不調「肝うつ」

    *気になる症状

    ストレスが多い、憂鬱、怒りっぽい、頭痛、肩こり、

    のぼせ、ほてり、胸脇や腹部の張り、ため息、舌の色が暗い

    男性の更年期の年代は、責任ある役職についたり、

    定年を迎えたりとストレスを抱えやすい時期。

    男性更年期の症状は精神的な事に影響されることが多いため、

    こうしたストレスをうまく発散できないと、症状が強く出ることもあります。

     

    ストレスを調節し、体内の気をスムーズに巡らせるのは

    「肝」の役割。

    過度なストレスが続くとその機能が低下し、

    気の流れが悪くなり、イライラや憂鬱、のぼせなどの

    症状につながります。

    日頃ストレスを感じやすい人は、肝の働きを高めて

    上手に発散できるようにしましょう。

     

    *食養生

    ~溜まったストレスを発散して、滞った気の流れをスムーズに~

    菊花茶、ハマナスの花茶、ジャスミン茶、

    黒きくらげ、みかんの皮、ライチ、柑橘類

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