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紫根オイルで、肌を丈夫にしよう。
赤ちゃんの肌は脂が少なく、脂が出てくるのは、
にきびが出来る思春期からです。
それまでは、外から油を補った方が良いです。
予防を重視する中国では、赤ちゃんには紫草のオイルを、
おむつを替えるたび、また入浴後に塗って、肌を丈夫にするそうです。
このオイルは家庭で簡単に作れます。
作り方は紫根を胡麻油に漬けるだけです。
中国では紫草を使いますが、日本の漢方薬局では紫根を使います。
詳しい作り方は紫根とごま油のなかの説明書にかいてあります。
特にアトピーの赤ちゃんや大人も、全身に塗るとよく伸びて、赤みにも良いです。
この上から漢方の軟膏を塗ると、さらに効き目がよくなります。
紫根は涼血作用と解毒作用があり、熱や赤みをとる作用があります。
歌舞伎の助六は紫はちまきをしてでてきますが、
これは今病気で高熱がある、ということを表しています。
今でいえば「冷えぴた」ですね。
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子供が気をつけたほうが良い物。
子供が気をつけたほうが良い物に、
卵、牛乳、大豆、魚、小麦、落花生などがあります。
ただし、絶対ダメではなく、これらを食べたときに、
咳やかゆみをおこしたら、しばらくさけるように。
親が花粉症の子供は、アトピーになりやすいので
離乳食も遅らせた方がよいです。
特に避けた方がよいものは辛い物、油っこい物です。
カレー、キムチ、唐辛子などは、体を熱くし熱をこもらせるので、
皮膚の赤みや乾燥を引き起こす可能性があります。
家族も協力しましょう。
どうしても食べたければ少量にして、野菜をたっぷり添えましょう。
唐揚げ、てんぷら、フライなどは、消化が悪いので、
タンパク質のまま胃腸の粘膜から吸収されてしまいます。
アミノ酸に細かく分解、消化されていないと、
体は異物だと思って、
やっつけよう!!と白血球やリンパ液、赤血球があつまり、
腫れて赤くなります。
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食物アレルギーの原因と対策
食べ物アレルギーは幼児に多く発生します。
卵、魚介類、牛乳、落花生、大豆、小麦や一部の果物です。
子供の消化能力は弱いので、
たんぱく質がアミノ酸に分解されないで体内に入ってしまうと、
異物だと思ってアレルギー反応を起こしてしまいます。
ですから最近では、離乳食の開始が遅く指導されるようになりした。
離乳食も、毎日同じものを食べさせないことです。
回転食と言って週一回、回転しながらいろいろ食べさせると
体に蓄積されないので、アレルギーを起こす率が少ないのです。
もし、ある食べ物でアレルギーが起きたら、当分は食べさせないようにしてください。
試しに食べさせてみよう、などという人がいますが、危険です。
体は、敵だと記憶しているので、「まだこりないのか!」
とさらに兵隊を増やして攻撃に来て、真っ赤に腫れあがり、
のども腫れたり、窒息することもあります。
のどに手をやり始めたら、すぐ救急車で病院へいきましょう。
漢方薬は消化を良くし、胃腸の働きを良くして、アトピーを改善させるものがあります。
このような漢方薬を続けていけば、1、2年でかなりいろいろ食べられるようになります。
赤ちゃんが飲めるものがありますので心配ありません。
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アトピー、掻かない工夫
アトピーの皮膚を掻かないために、よい投稿を頂きました。
アイスノンにティッシュを巻いて、患部につける、という方法です。
とってもいいですね(^-^)
脳は、冷たさを感じるとかゆみを忘れる、という特徴を生かしています。
濡れたティッシュのほうが、気化熱でさらに気持ちがよいでしょう。
アイスノンで冷やす、という方は多いですが、アイスノンだけですと冷たすぎます。
付け時はいいですが、外した時に逆に収縮した血管が拡張して、熱くほてってしまいます。
濡れたティッシュを巻いた方が優しいでしょう。
乾いたらまた濡らすといいです。
赤ちゃんのアトピーが成人型アトピーに移行しないためには、
掻き癖を、3歳までに治すことが大事だという理論があります。
子供のアトピーは5歳位でいったん収まりますが、
20歳位から就職などをきっかけに再発することが
横浜市立大学病院で、約2500人を対象にした調査で判明しています。
赤ちゃんの掻き方の特徴は
①お風呂に入ったとき・出たとき・おっぱいを飲んでいるとき・
寝る前・不安なとき。
②掻き方は激しい。血が出ても気が済むまで掻く。
③寝ている間に掻く。
④無意識に掻いたり、触る。
寝ている間に掻かないように、工夫するとよいです。
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軟膏の塗り方は大事です。
アトピーがあるとき、軟膏の塗り方は大事です。
決してゴシゴシ塗りこまないように、
そっと優しく置くように塗ると、皮膚を傷めず刺激になりません。
動画参照。
https://www.facebook.com/kanpo.uematsu/videos/1906622442723803/?t=26
赤みがあるとき、カサカサしているとき、
傷やかゆみがひどいときなど、症状に合わせて塗り薬を選びます。