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アトピー

  • 授乳期のおかあさんのおやつ

    2008年5月16日 ,

    生まれたばかりの赤ちゃんの肌は赤くなったり、ぶつぶつしたりして家族は毎日やきもきします。

    母乳を飲んだとき、泣いたりすると真っ赤になってぶつぶつすることがあります。

    そんなときはまずおかあさんの母乳の「質」をよくしましょう。

     

    赤くなるのは漢方では「熱」がこもっている、と考えます。風邪の熱とはちょっと違います。

    肉や揚げ物、ケーキなどクリーム類、カレー、キムチなど辛いものや、ワイン、ビールなどのお酒は

    どれも飲んだり、食べたりすると身体は熱くなりますね。このような状態を「熱」といいます。

    お母さんがこのようなものを食べていると、血はどろどろしてきます。

     

    母乳は「白い血液」です。きれいな血がよい母乳を作ります。

    そのためにはご飯、できれば胚芽米、味噌汁、野菜、海草、きのこ、豆類、納豆を毎食とりましょう。

    まず便通がよくなるのが実感できます。

    バナナ3本分の黄色い便がきれいな水に浮かんでいる状態が健康な便であり、腸がきれいで健康な証拠です。

    あなたのお通じは大丈夫ですか?昨日召し上がったものが今日、便となって出てきます。

     

    でもやっぱり甘いものは食べたいですよね。

    緑豆はもやしの原料で甘くてさっぱりした小豆の味のする豆です。

    緑豆ぜんざいは「熱」をとる作用と便通にもよいので、アトピーや肌があかくぶつぶつした方や、

    このような赤ちゃんをお持ちのお母様に最適のデザートでおやつです。

    毎食、一年中召し上がっている方もいます。

    緑豆ぜんざい

    レシピご希望のかたはメールでお送りいたします。

     

    スキンケアーとしては目の回り専門のローションが、やわらかい赤ちゃんの肌にはやさしくかさつきを取ります。

    それで治らないときは漢方の軟膏や漢方の粉薬をなめさせると、多くの場合赤みは消えていきます。

  • 赤ちゃんのアトピーを楽にする方法

    タンパク質の消化能力が弱くてアレルギー反応

    赤ちゃんのアトピー性皮膚炎についての相談メールが増えています。

    かゆくて泣く赤ちゃんをかかえ、若いお母さんが困っている姿が目に浮かぶようです。

    赤ちゃんは、食べ物によるアレルギー反応がよく出ることでわかるように、

    まだ消化器の働きが十分ではありません。

    ですから卵や牛乳、大豆などのタンパク質が十分消化されず、それらを異物として

    体がキャッチすることによってアレルギー反応が起こるのです。

    したがって、赤ちゃんや子供のアトピー性皮膚炎の基本的な考えは、消化器の働きをよくし、

    消化吸収の手助けをする、ということが根本的な考えになります。

    元気でよく食べるからとか胃腸は丈夫だから手助けしなくてもよい、というのではなく、

    年齢から来る臓器の未熟さのことを言います。

     

    1歳未満は意外と苦い漢方薬でも良く飲みます。

    以前紹介しました私の孫も、4ヶ月からアトピー性皮膚炎で中国漢方を飲ませましたが

    口をあけて待っていました。ただ知恵がつくとてこずって難しくなります。

    赤ちゃんがどうしても飲まないときは、お母さんが飲んで母乳から漢方薬の成分がでる、

    というやりかたもありますから決してあきらめないでください。

     

    基本的に飲ませたほうが早く効果が出る漢方を紹介しましょう。

    まず1番目は、消化を手助けするもので植物性酵素食品があります。

    麦芽やあずき、ふすま、さんざしなどの入った醗酵物で、飲むと胃がすっきりし、

    大人の食べすぎ飲みすぎにもいいです。

     

    2番目は、赤みをとる中国漢方薬のエキスか煎じ薬です。

    いろいろな種類がありますから、中国漢方に詳しい専門家に詳しく症状を話したほうがよいですね。

    できれば写真を送るとよくわかります。

     

    最後はかゆみによいすべりひゆです。

    夏咲く松葉ぼたんのなかまの草で、東北や福島ではおひたしにして食べますが美味しいものです。

    戦争中は下痢止めに兵隊さんが良く食べたそうです。このすべりひゆの煎じ汁かエキスを飲みます。

    ([子供のアトピー]参照)

     

    飲むのがどうしてもだめでしたら漢方の軟膏と保湿のクリーム、刺激の弱いボディシャンプー、

    入浴剤でやっていきましょう。

    リスブラン化粧品のノンEウオッシュ、ノンEバスソルトは敏感肌の方に喜ばれています。

     

    アトピー性皮膚炎の再発予防のコツ!!!

    アトピー性皮膚炎は赤みがとれたら治った、のではなく、元の乾燥肌を治さないとまた再発します。

    赤みが取れても中国漢方を2年も3年も続けている方は、

    どなたもうらやましいくらい真っ白でつるつるの肌になっています。

    その後も瑞花露やノンEクリームで保湿を保っていると再発をふせぎます。

  • 産後のアトピー性皮膚炎

    2008年5月16日

    産後はたいていは肌の赤みは減ってきます。しかし油断は大敵。肌が乾燥しやすくなります。

    理由は二つ。お産に際して汗をたくさんかき、しかも出血しますから、身体は水分不足。

    授乳でさらに水分は減ります。

    母乳を出すために一杯食べなさい、と言いますが本当はたくさん飲みなさい、と言ってほしいところです。

    母乳は99%水分です。ですから経験した人は分かると思いますがとってものどが渇きます。

    中国では、産後は烏骨鶏(うこっけい)を丸のまま煮てなつめを加えたスープを、お嫁さんに食べさせるそうです。

    烏骨鶏は肌が黒い鶏で女性にとてもよいと言われる鶏で、日本では1羽1万円くらいする高級品です。

    中国では夫の実家でお産をするので、産後お姑さんがお嫁さんにこのスープを飲ませないと「けち」と言われるそうです。

    しかもお嫁さんは2か月間寝ていて、毎日ご馳走を食べるそうです。

    なつめも鉄分が多く免疫力を高める果物です。

    このように漢方の国中国では産後をとても大事にします。

    日本でも普通の鶏でいいですから手羽元に野菜を入れたスープを毎食飲みましょう。

    アトピーの人は赤くないときこそ、再発予防と赤ちゃんがアトピーにならないよう、

    肌を潤し、母乳を出す美味しい漢方のシロップを飲むといいですよ。

    今はモデルの人たちにも大人気。身体を温めてきれいにしてくれるからです。

    ボタン

    ボタンの皮は、血の熱を冷まし、皮膚の赤みをとります。

  • アトピーは野菜たっぷりの和食中心で

    アトピー治療には、野菜豊富な和食中心で

    アトピー性皮膚炎が食事と関係がある、と考えられるのは次の3点からです。

    (1) 同じ薬を飲んでいるのにもかかわらず、また同じ軟膏をつけているのにもかかわらず症状が変わって不安定だということ。

    (2) 食事に気をつけたらよくなってきた。

    (3) 食事を基本として改善できる。

     

    食事の問題点として前回挙げたことに加えて野菜不足があります。

    野菜に含まれるビタミン、ミネラルは皮膚を作り、新陳代謝を促進します。

    「野菜を食べているわ」と言ってもレタスなどのサラダでは量が少なすぎます。

    毎食2皿の煮物や炒め物が必要です。

    厚生労働省では日本人平均1日あたり350g必要だといっています。

    しかし今現在は、平均250gです。中国人は400g、アメリカ人は150gだといわれています。

    したがって野菜不足は現代病である、生活習慣病やアトピー性皮膚炎、にきびなどの皮膚炎の増加をもたらします。

     

    食事対策

     

    (1) 日本の伝統的な、和食中心の食事

    (牛肉は明治以後、牛乳、卵は戦後から食べ始めた。それ以前の日本古来の食事が日本人には合っている。)

    (2) 旬の 米、魚、豆類、豆腐、野菜、きのこ、海藻を主に、植物性の食べ物を多くする。

    (3) 加工食品や添加物を極力減らす。

    (4) ご馳走と普段の食事のけじめをつける。現代は毎日がご馳走、普段は素朴な食事のほうが体によい。

     

    このような食生活習慣を保てば、生活習慣病やアトピー性皮膚炎は減っていきます。

    *脂っこいものや美味しいものを摂りすぎると、できものができる

    *よい食べ物でも、とりすぎると害になる。腹八分目

    *体質、体調、季節、時間、土地によって食事は考えなければならない。

    *薄味、節食、時間を守る。

     

    「よい食事をとればよい皮膚、悪い食事を取れば悪い皮膚」

    玄米ご飯

    白いご飯より玄米のほうがビタミン、繊維など多く取れます。最近は簡単に炊けるようになりました。

  • 妊娠中のアトピー:お腹の赤ちゃんに影響を与えないアトピー・便秘対策

    妊娠中、体温は37度近くを維持しますから、体はかなり熱く感じます。

    アトピーの肌そのものが熱を持っていますから、一般的にはアトピーの症状は悪化します。

    生むまで赤みがひどい人もいます。

    しかし妊娠中、良く相談しながら漢方薬を飲めば、赤ちゃんにも悪影響を与えず元気な赤ちゃんが生まれ、肌も落ちつかせられます。

    先日も結婚前からアトピーにかかっていて、妊娠中も出産前日まで漢方薬を飲んでいたA子さんから、弾むような声で電話がかかってきました。

    「先生!生まれました! 超安産です! たった4回力んだだけで生まれました! 漢方のおかげです!」

     

    結婚の半年前に来店して、

    「6月にハワイでやる結婚式までにどうしてもきれいにしてください」

    と、真っ赤な顔で頼み込んできたA子さんです。

    「ええっ!暑いハワイで?」と大変心配しましたが、どうにか結婚式も無事終えました。

    妊娠してまた赤くなりましたが、しっかり漢方薬を飲んで、肌は乾燥はしていますが随分きれいになって

    無事出産にこぎつけ、私の娘のような感じがしていたA子さんの喜んだ声に、店のスタッフ達も喜び合いました。

     

    もちろん漢方薬でも、妊娠中は注意して飲むことが大事です。

    使ってはいけない生薬は、便秘に使うセンナなどの下剤、肌のくすみを取る活血剤の桃仁、紅花、

    血の熱をさます牡丹皮などは子宮を充血させ、流産しやすくさせます。

    スベリヒユは、商品名「五行草」として売られていますが、これは子宮収縮作用がありますので使わないほうがよいでしょう。

     

    ただし妊娠中、牡丹皮の入っている加味逍遥散や、ダイオウなど使っていた人は体質があっていることも

    ありますから、どうしても便の出ない人は漢方専門の医師や薬剤師に相談して使いましょう。

    ダイオウは、便通をよくしてアトピーの血の熱を鎮め、肌の赤みを取る働きがあります。

    緑豆

    緑豆とバナナ、キウイのサラダ

    緑豆には、便通をよくしてアトピーの赤みを取る働きがあります。煮て毎日食べましょう。

    夏に暑気も和らげます。小豆のような味でおいしいですよ。

    朝食の20分前にフルーツを食べると便通をよくします。特にバナナ、キウイなどは効果的です。

    朝食20分以上前が大事です。太りません。食後食べると太ります。

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