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夏バテ解消で秋を元気に!
今日から9月、朝晩はだいぶすごしやすくなりましたね(^-^)
今年の夏は、関東で記録的な長雨でした。
蒸し暑さが増し、体調を崩していませんか?
秋を爽やかに迎えるためにも、夏の疲れは早めに回復しておきましょう。
この時期に注意したいのは「胃腸」の不調です。
湿気の多い日本の夏は、体内に「湿(余分な水分や汚れ)」が溜まりやすく、
胃腸の機能も低下しがちになります。
暑さから冷たいものを摂り過ぎて、胃腸を傷つけてしまうことも少なくありません。
結果、お腹の不調や食欲不振などが続き、夏も後半に入るとすっかりバテてしまうのです。
一年を通じて最も体力を消耗しやすい時期です。
夏の疲れを秋に残すとカゼなどもひきやすくなってしまいます。
まずは胃腸の働きを整えてしっかり栄養を摂り、
秋冬に向けて十分な体力をつけることが大切です。
この時期おすすめの食の養生は胃腸を補いながら体力をつける食材です。
大豆製品(豆腐、湯葉など) ・いんげん ・山芋 ・じゃがいも ・かぼちゃ
なつめ ・りんご ・鯵 ・もち米 ・米 ・牛乳
などです。
あなたのお好きな食材は、ありましたか?
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悲しみを人類愛に昇華させた、元横綱大鵬
今回大記録を打ち立てた白鵬関が、
お子さんたちも一緒に記者会見を受けているニュースを見ていたら、
突然思い出されたことがあります。
大鵬が結婚して、初めての赤ちゃんが産まれて3,4ヶ月の頃です。
奥さんが洗濯物を干しに行っていた、ほんのちょっとの間に、
その赤ちゃんが突然、亡くなってしまったのです。
当時、私も同じくらいの乳幼児を抱えていて、他人事ではありませんでした。
人の親になったばかりの若い二人の事を考えると、胸をかきむしられる思いでした。
その悲劇にもかかわらず、大鵬関は、皆さん御存じのとおり、活躍を続けていかれました。
しかし後年脳梗塞を患いましたが、わたしの師匠の
高名な漢方薬剤師の先生の治療で、見事回復されました。
薬局に自筆のお礼状が飾ってありました。
ところで数年前、北海道弟子屈町の相撲会館を訪れたときの事です。
大鵬関が、数十台の救急車を各地に寄付されている様子の写真を目にしました。
その記事を読んだとき、昔の悲劇を思い出しました。
そして、少しでも早く命が助かるよう、
懸賞金などを寄付され続けているお気持ちを思うと、
ただただ頭が下がる思いでした。
悲劇を人類愛に高められた大鵬関は、
相撲の技だけでは終わらない歴史に残る偉大な横綱でした。
植松光子
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あなたのふくらはぎの太さは十分ありますか?
ふくらはぎは第二の心臓と言われます。
また心臓に静脈血となって戻ります。
夕方足がむくむのは、十分に血液が心臓に戻っていないからです。
昼、戻っていないと、夜横になった時に、
足から静脈血が心臓に戻って腎臓に行き、
尿となって、夜中にトイレに行きたくなります。
ふくらはぎが足をギュッギュッと絞って、心臓に血液を戻してくれるのです。
よく歩いてふくらはぎを使わないと、足がむくんだり、
夜トイレに起きるようになるのです。
私は以前、大雪の日に足の骨を折り、3か月松葉杖でした。
足を使わないので、その時は夜中に4回トイレに起きて、
寝た気がしませんでした。
歩けるようになったら自然に起きなくなりました。
ふくらはぎの太さは、足の筋肉を使っているかどうかの目安になります。
適正な太さは両手の親指と人差し指で輪を作り、
その中に丁度納まるくらいが健康な太さです。
ふくらはぎが細いと将来、骨粗鬆症の恐れがあります。
国際中医師 薬剤師 植松 光子
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中医学は面白い。勉強してみませんか?
季節の生活養生や食養生は、中医学の養生法の本に書いてあることが、
今に伝わっているものが多くあります。
夏は早く寝て、早く起きる。冬は早く寝て、遅く起きる。
冷えが生理痛の原因だとか、
ストレスがたまると胸が張ってきて、しこりが出来、
乳がんの遠因になるとか、
なんと、2000年前の中国の養生書に載っています。
病気も季節と関係があるので、
季節と症状に合わせて漢方薬を選びます。
漢方と中医学は少し違います。
漢方は2000年前、寒い時代にできた傷寒論という本に載っている処方が中心です。
寒い時代ですので、風邪を治す処方が主ですが、中医学はその後さらに発展し、地球温暖化や
ストレス社会のアレルギーや、温熱病を治す現代病の処方がメインになっています。
その中医学を、きちんと系統的に学びたいと、
私は東京本郷にある、北京中医薬大学日本校に入学しました。
そして、人生が変わりました。
本場中国の、北京中医薬大学の元教授たちの授業を3年間受けて、中医学が良く理解できました。
中医学は、宇宙と人間の関係を見ながら、病気の予防と体質改善をする素晴らしい医学です。
一緒に勉強した仲間たちは老若男女色々ですが、どの人も
「人生でこんなに勉強が面白いと思ったことはない。」と目を輝かせておっしゃっています。
中医学コースは1年から3年コースがあり、毎月2回土日曜日です。薬膳コースは1年間です。
詳しくはこちら → 北京中医薬大学日本校