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美しい髪でいる秘訣。
髪の毛は女性ホルモンと体内の水分量と関係します。
女性は、7の倍数で変わります。
7、14、21、28、35、42、49歳で終わりと中国の古典には書いてあります。
28歳が女性のピークです。髪の毛も同様です。
「カラスの濡れ羽色」と言う言葉があります。
濡れたような髪の毛が美しいという意味です。
輝く濡れたような髪の毛を保つためには、
女性ホルモンが正常なことで、その目安は生理の周期が28~35日位です。
髪の毛を痛めないために毛染や、脱色をしないことも大事です。
(髪を美しくしてくれる毛染めもありますが、
髪が痛んでしまうものもあります。)
髪の毛の色を変えて気分転換も良いですが、
他人から見れば、濡れたようなツヤのある髪の毛も、美しく見えると思います。
74歳まで美しい髪の毛を保つ為に、白髪染めも考えものです。
最近は染めない方も増えてきました 。
気になる方は紫色になるシャンプーもあります。
あまり白い色が目立たなく、髪の毛も痛まず、
いつの間にか優しい紫色になっていきます。
洋服もそれに合わせてきれいな色になり、気分も若返ります。
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私にとって幻の味
人は美味しいものを一度味わうと忘れられないものです。
以前目黒の小料理屋さんでいただいた、お吸い物の味は忘れられません。
一口飲んだら「ガン❗️」と頭を叩かれたような気がしました。
鰹節の味はしません。
ただうまいと言うだけです。
私にとって幻の味です。
その味を再現したいといつも思っていました。
今日は私の公休日。
風邪引きの孫の大学生のためにその幻の昆布ダシを作ってみました。
水1リットルに日高昆布20センチを入れて沸騰したら、すぐに火を弱めて20分。
旨みの逃げない80度に保つ、と以前料理の先生に教わりましたが、
ガス火ではなかなか難しい温度です。
すぐに熱くなってしまいます。
家ではIHヒーターなので、その「とろ火」に設定すると、いい具合でした。
昆布を取り出し、そこにたっぷりの鰹節を入れて
また沸騰させてすぐ火を消し、出来上がり。
大量の昆布は柔らかいうちにすぐに1cm角に切って佃煮風に。
これもまたおいしい。
出来上がっただし汁は琥珀色に透き通ってきれいです。
早速かき玉汁を作り、生姜の絞り汁を入れて食卓へ。
大学生の孫が風邪をひいているので味がわかるかしら?と思いましたが
「うまいっ!」と、一言。
「昆布の味も鰹節の味もしなくて、うまみだけあるね」といっぱしのことをいいます。
その言葉を聞いて私は密かにほくそみました。
「幻の味が再現できた!」
最後までお読み下さいましてありがとうございます。
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滋養のある水分を摂ろう
体を潤すものは水分です。
テレビで「水を飲みなさい」と言いますが、
滋養のある水分を摂ることをお勧めします。
冷たい水では胃を冷やし、胃腸の消化吸収を悪くします。
温かい汁物、味噌汁、スープ、鍋料理あるいは水分の多い煮物、
果物、お茶など。
この中に水分とさらに栄養素がいっぱい入っています。
昨日は鶏のガラを買ってきて、スープを作りました。
最近はあまりガラや内臓を売ってません。
安くておいしいのにもったいないです。
新聞によると、ノーベル賞授賞式でのお料理は、リチウム電池と同じように、
地元の素材 持続可能性のきゅうりの皮や、鴨の骨を使っているそうです。
もっとお料理の素材を研究してみませんか?
*鶏ガラスープの作り方*
たっぷりの熱湯の中に生のガラを入れて強火で4~5分。
白くなったら取り出して水でよく洗う。
ガラがひたる位の水に入れて、ネギの青いところ、生姜薄切り4、5枚と
セロリ2分の1本を入れて強火にかける。
沸騰したら火を弱めて、
プツプツと泡が出る位に(微笑むようにとよく表現します)
ごく弱火で1時間ぐらい煮て取り出す。
透き通るような汁が出来上がれば上出来です。
白く濁っても大丈夫です。
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スープは最高の滋養美容薬
私の父は戦争に行って、結核になって帰ってきました。
当時薬はなく、肋骨を6本切る大手術をした後、
空気の良い山奥に行って、10年間療養して帰ってきました。
母は毎日鶏がらで、スープを作って父や家族に食べさせてくれました。
そうしましたら
助からないと言われた父は元気になり、肌もつやつやしてきました。
おかげで私も健康になってきました。
スープのことを中国語では「湯(たん)」といいます。
ワンタン麺のタンです。
漢方薬も葛根湯の湯は、汁 スープのことをいいます。
医食同源です。
スープは漢方薬のように命を養うのでしょうね。
食は命なり。
母は病気の父のために栄養を勉強し、
バランスの良い食事を作ってくれるようになりました。
洋品店を切り盛りしながら、父のために朝昼晩1日3回
手作りの食事を50年間、ほとんど毎日作ってくれていました。
助からないと言われた父ですが
82歳まで海外に何回も行きながら天寿を全うしました。
写真:両親
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舌でわかる自分の体質
11月26日に、近くの新宿五丁目の自治会のお招きで漢方の話をしてきました。
主に高齢の方が多く、40人くらい。
「舌でわかる自分の体質」と「自分に合った食べもの」の話をしました。
中医学では体質の分け方に「気・血・水」があります。
「気」は目に見えませんが
元気で生き生きしていると血流がよくなり、
汗もかいて水分代謝がよくなります。
ですから「気」が「血」」や「水」を引っ張っています。
その「気」が不足すると
疲れやすい、花粉症、胃腸が弱いなどの症状がでます。
舌は歯痕が見えることが多いです。
またストレスや緊張が続くと「気」が停滞して、
肩こり、のどがつまる、おなかが張る、ゲップが多くなる。
最終的には乳がん、高血圧になることなど。
「気」が「血」を引っ張らないと「血」が停滞して「瘀血(おけつ)」になる。
瘀血になると血がドロドロして、
子宮筋腫、頭痛、肩こり、物忘れ、がんになることなどを話しました。
「水」が停滞すると、舌の苔が豆腐のようにべったりと白く厚くなる。
苔をとるようにテレビでは言っていますが、
味を感じる味蕾が傷つくので、苔はとらないこと。
舌が厚くならないようにすることが大事で、
そのためには早く寝て、飲みすぎ、食べ過ぎに気を付けて
胃腸を整えることです。
皆さんの舌をみると苔がべっとりついている「痰湿」、
しかも乾燥して割れ目が入っているかたが多く見受けられました。
舌にひびが入っているのは「陰虚(いんきょ)」と言って
細胞の潤いが少ないので、ドライアイや口の渇き、
便秘などになりやすい体質です。
しかし苔が厚いので、汚い水が多く、しかも良い水が少ない
水分バランスの崩れた人が多くみられました。
こういう方は食べ過ぎ、飲みすぎをしないよう、
また細胞を潤す、汁物、野菜、白キクラゲを多くとって
きれいな舌になると健康を保てます。
最後に「るるぶるる」の話をして「気・血・水」がぐんぐん巡って、
いつまでも元気にいられるよう締めくくりました。
る:よく食べる
る:よく寝る
ぶ:よく遊ぶ
る:よく出かける
る:よくしゃべる
写真は左から 健康 胃腸が弱く水の停滞 瘀血