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十の薬という、臭い葉をご存知ですか?
ドクダミの花があちこちで咲いています。
ドクダミの名前の由来は毒を矯める、弱めるという意味で、
漢方では肺の清熱解毒に使います。
どくだみは応用範囲が10を数えるというところから、
「十薬(じゅうやく)」という生薬名があります。
中国の人は、咳がひどい時や熱がある時に、
ドクダミの葉は臭いですが、サラダで食べるそうです。
肺の熱をとるので、アトピーやニキビにもよいです。
今の時期、取って干してお茶にしてもよいです。
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「漢方にすがる 思いの 走り梅雨」
漢方にすがる 思いの 走り梅雨
今日ご来店されたお客様が、こんな俳句を作ってくださいました。
お客様はこんな思いを持って来店されたのかと思うと身が引き締まる思いです。
その方の体調不良の原因がどこから来たのだろうか?
そしてどのように治したらいいのだろうか?
中医学では気の流れ、血の流れ、水の流れがスムーズにいってるかどうかを見ます。
その流れが詰まっている所を症状から予測して詰まりをとると
全身の流れが良くなっていろいろな症状が全て良くなります。
「気.血.水」の流れはお天気や気候にも左右されます。
人間は宇宙の中の一員です。中医学では人の体を小宇宙にも例えます。
小宇宙の巡りを良くして、大宇宙の中の一員と考えると気持ちが大きくなります。
コロナにも萎縮しないで済みます。
写真は今朝の散歩道で撮った写真です。
紫陽花が爽やかです。
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私の涼しいフェイスシールド
バンダナ風のフェイスシールドを作ってみました。
額にあたるところがプラスチックで、汗を吸わず気持ち悪かったので、
そこにお気に入りのハンカチを切って包んでみました。
洗えるように、縫わないでセロテープで貼っただけです。
着けて歩いてみましたら、びっくり。
清々しい美味しい空気が入ってくるのです。
あごの下の空き口が狭いので、空気を強く感じるのでしょう。
少しでも毎日楽しみを見つけて、過ごしていきたいですね。
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石の上に咲く菖蒲
石の上に咲く菖蒲(ショウブ)をご存知ですか ?
今アヤメやカキツバタ、ジャーマンアイリスなどが美しく咲いています。
「いずれ アヤメか カキツバタ 」
アヤメもショウブも字はおなじ「菖蒲」と書きます 。
こどもの日にお風呂に浮かべるのが、菖蒲の葉っぱです 。
ショウブのように強い子供になれ、と言う意味です。
石の上に咲く菖蒲と言う意味の漢方薬に石菖蒲(せきしょうぶ)があります。
脳梗塞などで意識障害やうわごとを言う人、驚きやすい人、
痴呆などの症状の人に意識をしっかりさせると言う目的で使われる素晴らしいものです 。
石の所に咲くので、生命力が強く、効き目も強いのです。
近所でジャーマンアイリスを素晴らしく上手に咲かしている方がいました 。
その方が数年前、私に
「水も肥料もいらない」とおっしゃって、くださったのです。
「本当かしら?でもそれなら私にも育てられそう」と
庭の砂利のところに試しに植えてみました。
翌年すばらしい花が咲き、それからは毎年水も肥料もやらないのによく咲きます。
せきしょうぶの話は本当だったのです。
しかし調べると実際は山の谷間の渓流の石の間に育つとの事でした。
どちらにしてもお風呂に入れたときの菖蒲の葉の香りは素晴らしいですね。
「気」が頭の中を貫くような香りです。