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秋に食べたい、芋類
秋に食べたいものに、芋類があります。
特に山芋は、夏の疲れを取る補気作用があります。
胃腸を丈夫にし、潤して、元気を増し、骨を丈夫にし、
生命力を保つ、すごいものです。
漢方では山にある薬、山薬(さんやく)というくらいです。
こんな話があります。
戦国時代、あるお城が兵糧攻めに合い、
一か月間も食べ物の補給がありませんでした。
敵は「もうみんな倒れているだろう。」とお城に攻め入りましたら、
みんな元気で、逆にやっつけられてしまいました。
どうしてでしょう。
実は、そのお城の裏山に山芋がいっぱい生えていて、
その山芋を食べて元気をつけていた、と言うことでした。
すごいですね。
山芋は「畑のうなぎ」とも言います。
山芋の種類には長芋、自然薯、大和芋など
いろいろな種類があります。
山芋の成分に含まれる消化酵素ジアスターゼは、
大根の約3倍です。
とろろそばを食べても、すぐお腹が空く理由が分かりますね。
千切りにして、みじん切りのネギに塩胡椒をかけてもおいしいです。
夏バテで食欲のない時期、とろろ汁もいいです。
作り方は、
長芋のひげ根をとり、
皮はむかないでおろし金でおろして、
出しと少量の醤油とみりんで味を調えます。
毎日の料理に山芋を取り入れてみてください。
元気が出ますよ。