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寒さ対策が大切な季節です!
こんにちは。
ウエマツ薬局薬剤師 熊澤です。
12月22日は「冬至」で、ゆず湯に入り、ゆずの香りに癒され、温まりました。
冬至から日が延び始めますが、寒さはだんだん厳しくなってきますので、
寒さ対策が大切な季節です。
この「寒さ」は、心身に悪影響を与えるものを「寒邪(かんじゃ)」といい、
寒邪は心身を縮こませて動きを鈍らせます。
血流の滞りによる冷え、痛みや新陳代謝、免疫力の低下等も起こりやすいといわれています。
今回は、身体を温める自分の楽しみの1つの「お茶」について調べてみました。
緑茶も紅茶も烏龍茶も同じ「チャノキ」の葉っぱで、
茶葉の発酵度合いによって色や味が異なるそうです。
中国では、お茶の発酵度の違いによって、
不発酵茶(緑茶)、
弱発酵茶(白茶)、
弱後発酵茶(黄茶)、
半発酵茶:烏龍茶(青茶)、
後発酵茶:プーアル茶(黒茶)、
完全発酵茶(紅茶)の6つに分類されます。
発酵が進むと身体を冷やす力が減少するので、緑茶が1番身体を冷やします。
烏龍茶は、製造方法によってお茶の性質が変わるそうです。
緑茶に近い明るい色のお茶、文山包種、清香型鉄観音などは、身体を冷やし、
紅茶に近い濃い色のお茶、東方美人、濃香型鉄観音などは身体を温めます。
また、完全発酵の紅茶や熟成が進んだプーアル茶は身体を温めます。
私の最近のお気に入りのお茶は、青、赤やピンクの花びらが入っている、
白桃と苺などの香りのする紅茶です。
目で楽しみ、香りで気を巡らせ、温まっています。
「黄帝内経」には、「冬傷於寒、春必温病」とあり、
冬に「寒」の傷害を受けると春に病気を引き起こすとされています。
この冬は、元気に春を迎えるために、身体を冷やさないよう意識して、
お鍋やスープで身体の内側から温まり、温かいお茶を楽しみながら過ごしたいと思います!