-
5月のバラは生きる輝き
5月はバラが一番美しい季節です。
その輝きは花の女王とも言われています。
長女未来(みき)が突然意識を失い、高熱を発し二週間たち、
少し意識が回復して筆談ができるようになりました。
その時病院の医師に「命は助かるかもしれない。
それでも一生植物人間かもしれません、と言われました。
一瞬娘が年取ったまま寝ている姿が目に浮かびました。
しかしそれでもいいと思いました。生きていてくれさえすればすればいい。
その日夫と自宅に帰りました。
ちょうど我が家の庭ではバラがいっぱい咲き誇っていました。
5月の太陽を浴びてさんさんと輝くバラ達。
生きているって素晴らしいと思いました。
しかしその数日後、ついに命がつきました。
そして自宅に帰ったとき我が家の薔薇たちは輝きを失い、灰色にしおれて見えました。
どんなことがあっても生きていると言う事は周りに希望を与えます。
辛いことがあっても、自分がいても仕方がないと思っても、
あなたが生きてるだけで素晴らしいのです。
それはあなたも周りも気がつかない。
でもこの地球に生まれてきたことそのものが奇跡的なのです。
人生を大事に生きて行ってください。