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季節の養生~冬の養生編~
薬剤師の飯沼です。
写真は私が休日に良く訪れる図書館の近くの公園です。
市街地の公園でも木々の紅葉や落ち葉で色づく季節になりましたね。
今回は冬の養生についてまた改めて書こうと思います。
冬の養生のポイントはなんといっても身体を冷やさないように
寒さから守ること!
中国の古典には
「夜は早く寝、朝は日が昇ってから起き、
心の落ち着きを保ち、衣類で保温を心がけて、
腎の機能を滋養していく。
これが良い冬の養生方法である。」
と記載があります。
寒さは寒邪といい、陽気を傷つけ気血の巡りをはばむため、
手足などの末端の冷えや、下半身の腰や膝の症状が出やすくなります。
丁度この前の漢方講演会でも、仝(トン)先生が「腎」は「冷え」が敵となるため
特に腰回りを温めるようにとお話されていました。
今は色々と素敵なデザインのハラマキもあるので
マフラーや手袋、帽子など共にお気に入りの防寒グッズを
そろえるのもいいですね。
また体の熱の多くは筋肉が生み出していると言われています。
室内でもできる柔軟体操や筋肉トレーニングをこの機会にじっくりと行って、
寒さに負けない体づくりに励んでみるのもおすすめです。
温かい様々なホットドリンクを楽しめるのもこの時期ならではですね。
ぜひ色々と工夫して楽しくこれからの寒い季節を乗り越えましょう。