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突発性難聴の耳の塞ぎ
女性 32歳
Before
産後の疲れか、急に耳が詰まってきた感じがして耳鼻科にかかりました。
突発性難聴と診断されて、1日3回のステロイドの内服と、血流促進剤が出て飲み始めました。
4日目の聴力検査では半分まで戻りましたが、1週間たっても、耳の閉塞感がとれません。
不妊症でお世話になり、子供も生まれたウエマツ薬局に相談にいきました。先生は症状が起きたときのことをていねいにきいてくださいました。
症状が出る前、赤ちゃんの世話で、夜中に起きることが続いたことを話しましたら、
なんとなく気持ちが楽になりました。
ストレスを取って耳の血流をよくし、「気の働き」をよくする煎じ薬を調合して下さいました。After
1週間飲んだら耳のふさがった感じが8割とれました。鼓膜がはがれてきた感じです。
ぼおーとした感じも減りました。
さらに1週間後、聴力も上がり、正常になり、耳のふさがった感じもほぼ正常にもどりました。コメント
突破性難聴はほとんどストレスから発症します。
西洋医学でも漢方でもまず早く治療を開始すると早くなおります。
1週間以内に受診、といいます。
漢方薬だけで1週間以内に飲んでよくなったかたもいます。
国際中医師 薬剤師 植松 光子 -
くも膜下出血の後遺症が回復
【Before】
50代女性
知人の女性がくも膜下出血で倒れ、退院後、大学病院の処方箋を持って来店されました。
その顔を見て驚きました。
顔半分ゆがみ、よだれをたらし、半身不随で腕もダランと下がっています。
元気だった彼女を知っていただけ、驚きも大きいものでした。
処方箋の薬を調剤し、同時に友人だったせいもあり、
「よい漢方薬があるから、病院の薬と一緒に飲むといいわよ、副作用はないから」と勧めました。
彼女は一生懸命飲みはじめました。【After】
次第に顔のゆがみも軽くなり、休んでいた仕事も始めました。
大学病院にも通院していましたが、ある時救急で担ぎ込まれたときの医師に会ったら
「ああ、あなた生きていたんですか!!」と驚かれたそうです。
医師は多くの同じ病状の患者さんを看ていますから、この患者さんは助かる、この人は無理、とわかるそうです。
彼女は「無理」なほうの分類に入っていたのです。
だんだん元気になり、残業もできるようになり、さらに出張もできるようになり、彼女の喜びは大きいものでした。
半身不随もいつの間にか治ってしまいました。
彼女がのちに「私が治った大きな原因の一つは蜘蛛膜下で倒れたとき息子がそばにいて、
すぐに救急車で病院に連れて行ってくれたことと、優秀な薬剤師さんによい漢方薬を出してもらったこと、
と本に書きたいわ」とおっしゃって下さったことが忘れられません。【コメント】
蜘蛛膜下出血や脳梗塞の後遺症には漢方処方で素晴らしいものがあります。
有効率90%と成書には書かれてありました。
瘀血をとり、「気」の流れをよくする生薬が配合されています。
決して私が優秀なのではなく、中医学が素晴らしいのです。薬剤師 国際中医師 植松 光子
写真:「漢方薬の煎じ器」 -
膀胱炎と不眠が一週間で楽になりました。
59歳 女性
【Before】
昨年腰痛が起きて、運動をやめたら寝つきが悪くなりました。
それから頻脈が起き、それが心配でデパスを飲み始めました。それから頻尿と排尿痛が一か月ごとに繰り返すようになり、そのたびクリニックにかかり、
抗生剤を飲んでいますが、もう7回も膀胱炎を繰り返しています。【After】
夜眠れなく、心配事から膀胱炎を発症しています。
中医学の考えから、心を強くして膀胱炎を治す処方を出しましたら、なんと1週間飲んだだけで、
夜は眠れるようになり、膀胱炎の症状もかるくなりました。
排尿痛はなくなりましたが、午前中は1時間ごとに排尿だというので、
もう一回同じ漢方薬を飲んでいただくことにしました。
耳鳴りがジージーなっているので、次回からは耳鳴りにもよい漢方薬を出すことをお話ししました。
このように膀胱炎の原因を考えて処方をだしますので、体全体はよくなります。
これが中医学の良い点です。