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肝臓がんの腹水が軽くなりました 2013年07月26日
Before
82歳 男性
私の父のことです。
胃がんから肝臓がんに転移し、次第に腹水がたまるようになってきました。
病院から利尿剤が出るのですが、飲んでも尿がたくさん出て、のどが渇くだけで腹水は変わりません。
after
漢方薬を飲ませましたら、スウーと腹水が引いていきました。
苦くなく、お茶のように飲めるので喜んで飲んでいました。腹水が出て腫れてもすぐ引いていきます。
全く痛みはなく、医師が「がんが肝臓いっぱいになっていてとても痛くて苦しいはずですよ」
とおっしゃるので父に聞いてみましたが「全然痛くないよ」と答えていました。
しかし立ち上がることはできなくなり、私が抱き上げようとすると「もう少ししっかりやりなさい」と言い、
ボケかかった母にもいろいろ教えて最後まで家族を教育しているようでした。
その翌朝全く苦しまずに静かに息を引き取りました。
母が添い寝をしていたのですが全く気が付かなく
「お父さんは私がぐうぐう寝ている間に亡くなってしまった」と残念がっていました。
コメント
父は若いときに結核にかかり、ろっ骨を6本切る大手術をしたので、肺が弱く、
私は肺がんを心配して肺がんの予防の漢方薬を10年飲ませていました。
愛煙家でたばこを放しませんでしたが、幸い肺がんにはなりませんでした。
結核は当時は死病と恐れられていたのですが、母が栄養学を学び50年間、朝昼晩と3食きちんと
バランスのよい食事を作ったおかげで天寿を全うしたと思っています。
がんは最後は痛みが激しく、苦しむものだという概念があります。
しかし父のように漢方薬で症状に比べて痛み、苦しみが軽くなる例もあります。
<がんの最後は苦しくない 大岩孝司著 文芸春秋社 >も参考になります。
文責 薬剤師 國際中医師 植松 光子
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お尻の真っ赤なアトピーがよくなりました
Before
男子の大学生でアトピーがあり、特にお尻がかゆい、と来店されました。
真っ赤になって汁もでていて、電車の中や、授業中椅子に座っていてもかゆくてじっとしていられないとのことでした。
カビとあせのかゆみに効く漢方薬を飲んでいただきました。
家でも試験勉強で座っていることが多いので、蒸れて治りにくいので、
なるべく家では風通しのよいショートパンツですごしてもらうよう話しました。
辛いものやお酒は体を熱くしますのでキムチやビールなど避けてもらいました。
漢方の入浴剤も入ってもらいました。
After
時間がかかりましたがすっかりよくなり、とても喜ばれました。
コメント
汗をかきやすいところはかびが繁殖し、そのカビのたんぱく質がかゆみを引き起こすことが最近発表されました。
漢方薬にはそのカビに効く生薬があります。
内服と入浴剤、スプレーがありますので、適宜使うと早く治ります。
文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子
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妊娠中出血が続いたが、漢方を飲んで無事出産
32歳 女性
Before
二人目の子供がなかなかできないので来店され1年近く漢方薬を飲んで自然妊娠されました。
妊娠前も生理がだらだら長く続いていたのですが、妊娠してからも少量の出血が時々ありました。
6か月目まで出血は時々ありましたが漢方薬で対処して過ごしました。
After
そして無事元気なお子さんが生まれました。
コメント
生理がだらだら長いことや妊娠中の出血はホルモンの働きが弱かったり、
中医学では「固摂作用」と言って引き締める作用が弱いことをあらわします。
子宮口をぐっと引きしめていないと流産、早産の惧れが出てきます。
中医学ではその固摂作用を高めて出産に導いていきます。
妊娠中漢方薬は使えないものもありますが、漢方専門の薬剤師によく相談して使えばよい結果になります。
私たちも無事生まれてうれしく思っています。
文責 薬剤師 国際中医師 ウエマツ薬局 植松光子
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逆さまつ毛が漢方で治りました
6歳 男児
Before
6歳のかわいい坊やが家族の漢方相談について来られて、あまりにも目をしばたたかせるので、
お聞きしたところ、全部逆さまつ毛で、今度手術をすることになっている、というお話でした。
お顔は白く、ぽっちゃりとしています。食欲はまあまあと言うことでした。
中医学の考えでは色の白い人は胃腸が弱いことが多く、肺経も弱いので風邪もひきやすい、という見方をします。
このお子さんも色が白く、ぽっちゃりしているというのは、筋肉が弱いことを示します。
逆さまつ毛になる、と言うのはまつ毛を下の方に引っ張る筋肉の力が弱いから、上の方に向いて、眼球を刺激して痛みを起こすのです。
食べたものが消化されて筋肉を作ります。
胃腸の働きが弱いと消化吸収が弱く、丈夫な筋肉を作れません。
このことを説明して漢方の胃腸薬をお勧めしました。
丈夫になるし、副作用もないし、苦くもない、と言うことで納得されて飲み始めました。
After
三か月後、逆さまつ毛も軽くなり、手術もしないで済み、とっても喜ばれました。
先生から一言
小さいお子さんが手術など大変なことですし、筋肉が弱ければ、また再発と言うことも考えられます。
このように中医学の全身の関係を見る考え方は素晴らしいものです。
なんでも切ればよいというものでもなく、手術ということがあった時、
待てよ、中医学ではどうだろうか?と一度相談されることも損ではないでしょう。
文責:薬剤師 国際中医師 植松 光子
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変形性膝関節炎が漢方で楽になりました
69歳 女性
Before
今まで膝の痛みは全くなかったのですが、ウオーキングを頑張って1日12000歩、歩いた日から膝が腫れてしまいました。
近所のウエマツ薬局で漢方薬を買って飲みはじめましたら、腫れは引いてきました。
三日後、整形外科でレントゲンを撮ってもらったところ、かなり変形性膝関節炎が進んでいて
「今まで痛まなかったのが、不思議だ」といわれました。
「とりあえず鎮痛剤、と湿布薬、電気治療でやっていきましょう。
また進んだらヒアルロン酸の注射を週一回の割合でやっていきましょう。
運動は痛まない程度にやってください。
O脚になっているので膝の内側に骨が出っ張ってきているのですよ。
ももに筋肉をつけましょう」と言われました。
鎮痛剤はいままで蕁麻疹が出たことがあるので、断って近所の鍼灸院に行って針とお灸をやってもらいました。
After
その日はまだ膝は少し痛んだのですが、翌日すっかり痛みはとれて、
さっそく朝軽くウオーキングが出来てほっとしました。
漢方薬は腫れを取る漢方は減って、足、腰を丈夫にする漢方薬に変わりました。
今まで痛みが出なかったのはウエマツ薬局の「歩き方教室」で膝を伸ばして姿勢をよくする歩き方を練習してきたおかげかしら、と思いました。
真田先生有難うございます!!
これからも漢方薬と痛んだら針に行くつもりです。
年をとるといろいろ出てきてがっかりします。まあ、のんびり付き合っていくつもりです。
ありがとうございました。
先生から一言
東洋医学の治療は漢方薬と針、両方があります。
特に痛みがあるときは体を丈夫にする漢方薬と同時に痛みに即効性のある針治療を併用すると、早く効果がでます。
針はつぼに刺すので痛くはありません。
指す位置は痛みのあるところだけでなく、全身のこっているところなど、体のバランスをよくする位置に刺しますので、体全体が調子よくなります。
お近くの針専門の経験のある鍼灸師にかかられるのをお勧めします。
文責 薬剤師 国際中医専門員 植松 光子
ウエマツ薬局 歩き方教室の様子