- 2013年6月15日 逆さまつ毛が漢方で治りました (便秘・胃腸・がん・その他)
- 2013年6月3日 頑固なしゃっくりが消えました (便秘・胃腸・がん・その他)
- 2013年2月25日 犬の下痢が漢方薬ですぐ治りました (便秘・胃腸・がん・その他)
- 2012年12月24日 犬の皮膚炎が2か月でよくなりました (便秘・胃腸・がん・その他)
- 2012年10月3日 外出すると下痢してしまう悩みが漢方で改善 (便秘・胃腸・がん・その他)
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逆さまつ毛が漢方で治りました
6歳 男児
Before
6歳のかわいい坊やが家族の漢方相談について来られて、あまりにも目をしばたたかせるので、
お聞きしたところ、全部逆さまつ毛で、今度手術をすることになっている、というお話でした。
お顔は白く、ぽっちゃりとしています。食欲はまあまあと言うことでした。
中医学の考えでは色の白い人は胃腸が弱いことが多く、肺経も弱いので風邪もひきやすい、という見方をします。
このお子さんも色が白く、ぽっちゃりしているというのは、筋肉が弱いことを示します。
逆さまつ毛になる、と言うのはまつ毛を下の方に引っ張る筋肉の力が弱いから、上の方に向いて、眼球を刺激して痛みを起こすのです。
食べたものが消化されて筋肉を作ります。
胃腸の働きが弱いと消化吸収が弱く、丈夫な筋肉を作れません。
このことを説明して漢方の胃腸薬をお勧めしました。
丈夫になるし、副作用もないし、苦くもない、と言うことで納得されて飲み始めました。
After
三か月後、逆さまつ毛も軽くなり、手術もしないで済み、とっても喜ばれました。
先生から一言
小さいお子さんが手術など大変なことですし、筋肉が弱ければ、また再発と言うことも考えられます。
このように中医学の全身の関係を見る考え方は素晴らしいものです。
なんでも切ればよいというものでもなく、手術ということがあった時、
待てよ、中医学ではどうだろうか?と一度相談されることも損ではないでしょう。
文責:薬剤師 国際中医師 植松 光子
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頑固なしゃっくりが消えました
Before
大学病院からの紹介で、肺がんの手術をした後しゃっくりが止まらなくなり苦しんでいる、
柿のヘタを煎じて飲むように言われました、と患者さんの奥様が見えました。
患者さんの体質や、症状、舌の色など、ご本人がいらっしゃらないので、わかりません。
「とりあえず柿のヘタを煎じて飲んでいただいて、効果がなかったら今度ご本人が来られたらいらしてください」
とお話しして柿のヘタをお渡ししました。
柿のヘタは、しゃっくりに効く民間薬としても、昔から飲まれています。
そしてこの方は柿のヘタだけを煎じて飲まれたのですが、2、3日して
「全然効きません」とご本人が来店されました。
見ると、真っ青な顔色で、痩せて元気がなく、とても冷える、便秘もある、とおっしゃいました。
舌の色は真っ赤で苔がありませんでした。
冷える、便秘、舌の色を目標に腸の働きをよくして、潤す漢方処方と、柿のヘタを一緒にのんでいただきました。
After
一服飲んだら、あんなに頑固で苦しんだしゃっくりがピタッと止まったそうです。
時間がたつとしゃっくりが出てきますが、この漢方薬を飲むとすぐにピタッと止まるそうです。
来店は体力がなくて大変なので、自宅に来てほしい、というご希望でしたので、
それからは1週間に一回訪問し、症状をお聞きし、舌の色を見ながら漢方薬を選んでさしあげ、
それからはしゃっくりに悩まされることがなくなり、大変喜ばれました。
先生から一言
しゃっくりは横隔膜の痙攣(けいれん)です。手術のとき、横隔膜を傷つけたり、あるいは冷えからも起きます。
ある人は冷たい水を一気にたくさん飲んだ時からしゃっくりが始まり、2年間止まらなくなったそうです。
暑い季節、胃腸を急に冷やすと、横隔膜の痙攣を引き起こします。
冷たいものには気を付けましょう。
また漢方薬は体質、症状に合わせると効き目が出ます。
単純に「○○に効く」と聞いてそれだけを買うのではなく、漢方をよく勉強した、
薬剤師や医師に相談すると、的確な漢方薬が出て早く治ります。
担当 薬剤師 国際中医師 植松 光子
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犬の皮膚炎が2か月でよくなりました
Before
2歳のワンちゃんです。
1年前から首と胸に赤みとかゆみが出て自分でかきむしるので困っていました。
ふけのような白い粉もいっぱい落ちるので家の中も汚れて困っていました。
家族がウエマツ薬局さんに同じように皮膚炎でかかっていてよくなってきたので、
犬もついでに見てもらいました。
漢方薬と漢方のお茶が出ました。
家族が使っていた漢方のパックを犬に使いましたらかゆみが取れるらしく、
気に入って気持ちよさそうにしていました。
同じく漢方生薬入りのウオッシュも使いましたら気持ちよさそうでした。
漢方薬は症状を聞きながら先生がその都度調節してくれました。
After
漢方の軟膏も使いながら掻き傷が増えたり減ったりしながら少しずつよくなり、
2か月たったころにはすっかりよくなり、ほっとしました。
先生から一言コメント
犬には皮膚炎が多く見られます。
しかし軟膏を塗るとなめてしまうので治りにくく飼い主は困っています。
動物は漢方薬を飲めばよく効きます。
しかし味や形態の好みがありますので好みを見ながら出します。
このワンちゃんは手のひらに載せればエキス剤を飲むので、苦くてもよく飲んでくれて早く効きました。
担当 薬剤師 国際中医師 植松光子
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外出すると下痢してしまう悩みが漢方で改善
女性 53歳
Before
昨年、閉経後外出するときに、トイレに行けないと思うと動悸がしてきて、トイレに行きたくなって下痢をしてしまうようになりました。
困ってしまい、漢方がいいかと思って近くにあるウエマツ薬局さんに相談に行きました。
先生はいろいろ聞いてくださったので以前から肩こりや頭痛もあり、バファリンでも効かないことも話しました。
After
先生は緊張をとる漢方薬のエキスを出してくださり、2週間飲んだら、おなかが張らなくなり、
ガスもでなくなり、だいぶ楽になりました。
動悸もへってきました。ただゲップが多いので、そのことを話しましたら、
早食いをしないようにと食事の食べ方も教えてくださいました。
お箸を一口食べたら置くと早食いの予防になると教えてくださり、おかげで1か月で1kg減りました。
肩こりや頭痛もいつの間にかしなくなりました。
足が冷えると話しましたら、緊張を取りながら冷えも治す漢方薬に変えてくれました。
半年飲んでいますが、そのつど症状に合わせて漢方薬を選んでくださり、今ではすっかりよくなりました。
先生から一言
この方は大柄でおっとりした雰囲気ですが、気が小さいのでしょう。
緊張が腸に出てきて、更年期の様々な症状も出てきています。
このような女性の症状には漢方薬が威力を発揮します。
副作用がなく、むしろ元気になるのが漢方の良いところです。
2012,10,2