去る10月25日(土)第8回目の「アトピー学校」を開催いたしました。
今回は『秋のアトピーの治し方と乾燥肌』というテーマで、
講義では“秋”という季節の特徴、養生法、お肌の構造と保湿の必要性、
漢方薬での治療方法などについてお話をさせていただきました。
実習では、キズの再生や老化防止、美肌に良い「紅沙棘(ホンサージ)」を利用した
手作りクリームの実習を行いました。
2階サロンに場所を移しての茶話会では、お肌と喉を乾燥から守る薬膳スイーツ“杏仁豆腐”を
召し上がっていただきました。
“杏仁”は杏(アンズ)の種で、漢方では「キョウニン」と呼びますが、
お菓子などに使われる場合は「アンニン」と呼びます。
のどや肺を潤し美肌に、腸を潤しお通じを良くする働きがあります。
市販されている杏仁豆腐は、本物の杏仁を使っておらず、
アーモンドエッセンスで代用しているものがほとんどです。
レストランなどでも本物ではないものも出てきます。
本物の「杏仁」を使っていると、ほんのり苦みがあり風味が全く違うのでわかります!
本物の杏仁から作るのもそんなに手間ではありません。
今回はスタッフが実演して、いかに簡単か(笑)をお見せしました。
杏仁をミキサーにかけ、こしてできた杏仁水を作り、これを寒天と合わせて固めるのですが、
ここでできた杏仁の絞りかすを再利用!
絞りかすを触るとお肌がスベスベになるんですぅ(*^_^*)
杏仁は種ですから、オイルが含まれています。このオイルがお肌に潤いとハリをもたらしてくれるようです。
≪参加者アンケートより(抜粋)≫
・スキンケアの必要性は皮膚からアレルゲンが体の中に入れないために行うのだとわかり、
スキンケアの必要性が理解できました。
・クリーム作りが楽しかった。使い心地も良かった。
・中華料理の最後に杏仁豆腐が出るのにも意味があることが分かって面白かった。
・杏仁豆腐の実演が良かった。
・杏仁のしぼりカスの利用も出来て良かった。
次回のアトピー学校は冬のアトピー対策。
夏に好評だった、スキンケアアドバイザーによるお手入れの実習“冬バージョン”も行います。
今年のアトピー学校も残すところあと2回。是非、ご参加くださいませ。
薬剤師 国際中医師 谷 季里子
** 次回 第9回目 11月22日 『冬のアトピーの治し方と冷えるアトピー』 **