去る3月10日(木)に、中医学(漢方)講座の第10回が開催されました。
今回は診断学その5「八綱弁証(はっこうべんしょう)」でした。
八綱弁証は、これまで勉強してきた、四つの診断(望・聞・問・切)で得られた情報を
わかり易く整理できる弁証法です。
今回の授業では、陰と陽、表と裏、寒と熱、虚と実の見分け方を教えていただきました。
この綱という字は、命綱を意味しているそうです。
八綱弁証はそれだけ重要な弁証法なのですね。
そして最後は一年間中医学をがんばって勉強されてきた皆さまに、終了証書が韓先生から手渡されました。
今回のスイーツは「元気のでるおやつ」でした。
さつま芋に蜜きんかんやくるみ等の入った、やさしい味のおやつです。
胃腸を強くして、体を温めてくれます。
*参加者アンケートより*
・身近な友人、親などが日頃訴えている症状や様子を、
今日は表症・裏症から大体判断することができて、良いレッスンでした。
・八綱弁証は2つのペアでの比較なので、わりと分かりやすかったです。
・臨床表現は症状+舌+脈で、舌診や脈診の重要さが分かった。
・中国と日本での風土の違いによって弁証も偏るというのがおもしろかったです。
(日本は湿気が多く、滑脈が多いなど)
4月からの2年目講座へもたくさんのお申込みがございました。
また、2期生も引き続き、募集しております。
「人生が変わるほど、興味深くて素晴らしい中医学」
の世界を是非一緒に学びましょう。
ありがとうございました。
ウエマツ薬局 薬剤師 掛上敦子
※2016年4月開講の中医学講座2期生の募集はこちらをご覧下さい!!
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