くも膜下出血の後遺症が回復

【Before】
50代女性
知人の女性がくも膜下出血で倒れ、退院後、大学病院の処方箋を持って来店されました。
その顔を見て驚きました。
顔半分ゆがみ、よだれをたらし、半身不随で腕もダランと下がっています。
元気だった彼女を知っていただけ、驚きも大きいものでした。
処方箋の薬を調剤し、同時に友人だったせいもあり、
「よい漢方薬があるから、病院の薬と一緒に飲むといいわよ、副作用はないから」と勧めました。
彼女は一生懸命飲みはじめました。

【After】
次第に顔のゆがみも軽くなり、休んでいた仕事も始めました。
大学病院にも通院していましたが、ある時救急で担ぎ込まれたときの医師に会ったら
「ああ、あなた生きていたんですか!!」と驚かれたそうです。
医師は多くの同じ病状の患者さんを看ていますから、この患者さんは助かる、この人は無理、とわかるそうです。
彼女は「無理」なほうの分類に入っていたのです。
だんだん元気になり、残業もできるようになり、さらに出張もできるようになり、彼女の喜びは大きいものでした。
半身不随もいつの間にか治ってしまいました。
彼女がのちに「私が治った大きな原因の一つは蜘蛛膜下で倒れたとき息子がそばにいて、
すぐに救急車で病院に連れて行ってくれたことと、優秀な薬剤師さんによい漢方薬を出してもらったこと、
と本に書きたいわ」とおっしゃって下さったことが忘れられません。

【コメント】
蜘蛛膜下出血や脳梗塞の後遺症には漢方処方で素晴らしいものがあります。
有効率90%と成書には書かれてありました。
瘀血をとり、「気」の流れをよくする生薬が配合されています。
決して私が優秀なのではなく、中医学が素晴らしいのです。

薬剤師 国際中医師 植松 光子

写真:漢方薬の煎じ器
写真:「漢方薬の煎じ器」