薬膳料理の代表、参鶏湯(さむげたん)
『~補気の働き、元気をつけます。~』
薬膳料理の代表、参鶏湯(さむげたん)を作ってみませんか?
冬の寒いときは暖まります。
韓国では暑い夏至の時にも作るそうです。
汗をびっしょりかいて元気になります。
簡単で(圧力鍋で20分煮るだけ)その濃厚なスープのおいしいこと!!
びっくりします。
食欲のないかたも、食欲が出ます。
〖材 料〗
鶏肉丸ごと一羽。
または骨付きぶつ切り1kg
鶏肉用:朝鮮人参大匙1、乾燥なつめ4個(刻んであれば大さじ2)
甘栗5個、松の実大匙2、もち米50g(または米、ご飯でもよい)
鍋用:太ネギ1本 ニンニク4,5片
〖作り方〗
鶏肉のおしりの穴に朝鮮人参、なつめ、甘栗、松の実、もち米(洗って30分水につけておく)を詰める。
おしりの穴は爪楊枝で縫うように材料が出ない様に止める。
鶏肉全体に塩(小さじ1くらい)こしょうをまぶす。
圧力鍋にひたひたに水を入れ、ニンニク、ネギぶつ切りを入れ、高圧で20分煮れば出来上がり。
〖食べ方〗
大皿に一羽を載せて取り分けていただく。
スープは塩、こしょうで味を調えて別皿でいただく。
残ったスープは翌日大根3cmの角切りを煮込んでいただいてもよい。
中国でよく出ます。
朝鮮人参は漢方薬の中で一番元気をつける生薬です。
参鶏湯の名前の由来です。
漢方薬局で小分けをしてくれるでしょう。
大匙1くらいですから、高くはありません。
他に棗、甘栗、松の実、鶏肉、もち米、すべて補気の働き、元気をつける薬膳です。
朝鮮人参が手に入らなければ、ほかのものでも十分補気できるので構いません。