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栗きんとんのクチナシの役割は色づけだけではありません。
栗きんとんに入れるクチナシは食べ過ぎによる胸焼け予防になります。
私は栗きんとんが大好きなので、結婚以来毎年良く作っています。
乾燥したクチナシの実に熱湯を掛けて少しおいて、
その汁でサツマイモをゆでます。
色もよくお芋なのに、食べると胃がすっとします。
ある年忙しそうな私を見かねて、夫がスーパーで出来合の栗きんとんを買ってきてくれました。
色は黄色できれいでしたが、いただいた後口はすっきりしなく、胃がもたれた感じでした。
クチナシの乾燥した実は「山梔子(さんしし)」と言って胃腸の熱や皮膚の熱を取ります。
すなわち、胸焼けやアトピーの赤みを改善してくれます。
是非クチナシ入り栗きんとんを作ってみませんか?
クチナシ入り栗きんとん
材料
サツマイモ皮をむいて:350g
栗の甘露煮:16個 栗の甘露煮のシロップ:90ml
みかんジュース:65ml(みかんを絞る)
クチナシ小さじ1を熱湯65mlに5分つけてこした汁
あればオレンジリキュール:小さじ1杯
はちみつ:大さじ2 砂糖:35g
作り方
さつまいもの皮をむいてミョウバン水に2、3時間つける。
サツマイモ蒸す。熱いうちに裏こす。鍋に入れる。
火をつけないで
くちなしの水、同量のミカンジュース、
オレンジリキュール、入れて錬る。
火をつける。4,5分中火から弱火で錬る。
栗を入れる。同じ温度でなじませる。
蜂蜜を入れる。
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薬膳:玉ねぎ、チンゲン菜、豚肉のスープ
今年もあとわずか、皆さまどんな一年でしたでしょうか?
来年も元気で生き生きと過ごすことができるように、
毎日の食事に薬膳の力を取りいれてみませんか?
(写真:6月の薬膳試食会の料理)
薬膳!!というと難しいイメージでしょうか?
字からして画数が多いし、見た感じ、難しそう?
(・・・と感じるのは私だけ?)
そんな事ありません。
ウエマツ薬局で6月に開催した薬膳試食会では
「旬の野菜や、ネギ・生姜など身近な食材でも薬膳ってできるのですね。」
というお声を多数いただき、皆さんの薬膳料理へのハードルが下がった様子でした。
6月の薬膳試食会でお出しした料理をご紹介します。
ぜひ、作ってみてくださいね。
《 玉ねぎ、チンゲン菜、豚肉のスープ 》
~それぞれが助け合って 身体のトラブルに効果を発揮!~
【材 料】2人分
玉ねぎ・・・大1/4個 鶏ガラ・・・50g チンゲン菜・・・1株
水・・・3カップ 豚肉・・・30g 塩、こしょう・・・各適宜
【作り方】
1.玉ねぎは根元をつけて4つ割りにする。チンゲン菜は6つ割りにする。
2.鍋に鶏ガラと水を入れ、だし汁をとっておく。
3.②に玉ねぎを入れ、火にかけ、柔らかくなるまで弱火で煮る。豚肉も加える。
4.チンゲン菜を加え、さっと煮て、塩、こしょうで味をととのえ器に盛る。
【効 能】
玉ねぎ : 血液をサラサラにし、高血圧や血栓の予防に。
チンゲン菜 : 腸のトラブルを改善し、消化を促進。カルシウム、ビタミンC、鉄などが豊富。
加熱によって有効成分が失われるので、溶けだした煮汁も食べるとよい。
油を使うとカロチンの吸収がよい。
豚肉 : 疲れやストレスから体を守り、若さを保つスタミナ食材。
ビタミンBを含み、糖質をエネルギーにかえて、疲労回復。
脳、神経機能を保ち精神を安定させる。
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寒い季節に大活躍の漢方スープ
こんにちは。ウエマツ薬局の根岸です。
先日の薬膳試食会でもお出しした、
「体がポカポカに温まるスープ」は我が家でも大活躍です!
(11/26に開催された薬膳試食会の様子は→こちら)
中医学でいう「気(き)」と「血(けつ)」を補ってくれる生薬がたくさん入っているので、
「ここを乗り切りたい」という時によく作ります。
気も血も消耗しがちなので、中医学講座の前日に
根菜類や葉物野菜をたっぷり入れてコトコト煮込んでおきます。
そうすれば中医学講座当日は帰宅が遅くてもすぐに食べられますしね。
我が家では最後に調味料で味を調える前に、
スープと具材の約半分を別の鍋に移し替えてカレールーを入れて薬膳カレーに♪
スープとカレーの両方が楽しめます!
毎日仕事で疲れ切っている&無類のカレー好きの夫にも喜ばれます。
このスープの素やレシピが気になる方は、ぜひウエマツ薬局の店頭でスタッフにお尋ね下さいね。
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ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんのエネルギーの元は
ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさんのエネルギーの元は
「食欲、睡眠欲」だそうです。
寝ている間にアトピーもよくなる、よい卵子もできる。
いつも、私がお客様に話していることを、あの水木さんも実行していられた、
私は「我が意を得たり」という気分になりました。
私は9時半に寝て5時半に起きるようにしてから、
体調はすこぶるよくなりました。
この寝る時間を確保するために夕食後のスケジュールを立てます。
パソコン、スマホは見ないようにしています。
体調管理には食べることも大事ですが、寝ることも大事、
水木さんのおっしゃるとおりです。
漢方薬の養生法は「陰陽」のバランスを重視します。 写真:図陰陽
昼は太陽が出て活動し、汗をかき、体が熱くなる時間なので「陽」、
夜は暗くて静かで体に水分、養分が蓄えられる時間で
「陰」と言います。
夜、皮膚は潤い、卵子も養分が蓄えられる大事な時間なのです。
「寝るのはただ」です。
たっぷり寝るとただできれいになりますよ。
写真:一竹辻が花美術館珊瑚堆石に散る紅葉