-
花粉症に関係する食物アレルギー
花粉症に関係する食物アレルギーです。
スギ・ヒノキ:トマト
白樺・ハンノキ:りんご、イチゴ、キウイ、オレンジ、ジャガイモ、ニンジン、豆乳
カモガヤ:トマト、ジャガイモ、タマネギ
ブタクサ:バナナ、キュウリ
以上は、今の季節に出る野菜、果物です。
花粉症に関係する食物アレルギーは、食べた後に唇や口、耳の奥などに痒みや紅斑が出ます。
花粉と同じ構造のタンパク質を持っている食物に出やすいのです。
ただし加熱処理をすればたいていは大丈夫です。
ハンノキ、白樺の花粉症の患者さんは、豆乳は要注意です。
食物のタンパク質はゆっくりとよく噛んで消化し小腸でアミノ酸に代わって肝臓に行けばアレルギーを起こしません。
また毎日同じものを食べても起きることがあります。
食物アレルギーを解消するためには食べ方が大事です。
早食いをしないで体質改善の漢方薬を飲んでいくと、いつの間にか起きなくなっています。
-
食物アレルギー、運動で発症?
食物アレルギーのある人が、その食べ物を食べた後に運動すると、
アレルギーを起こし呼吸困難に陥り、死に至ることもあります。
急激にアレルギー物質が全身に回るのでよくないのです。
食物アレルギーは治らないのでしょうか?
いいえ、きちんと漢方薬を飲み生活をしていれば良くなる人は多いです。
小麦粉や卵黄など、食物アレルギーがいっぱいある高校生が
漢方相談にいらしたことがあります。
彼は学校にはいつも弁当持参、友達とはどこにも食べに行けないそうです。
でも漢方薬を飲んで1年経った時、私に言いました。
「僕の楽しみはウエマツ薬局の帰りに豚カツを食べることです」と。
「えっ!豚カツってパン粉を使っているでしょ!」
胃腸の粘膜を丈夫にし、免疫力を強化する漢方薬を飲んで、
次第にその他の食べ物も全部食べてもかゆくなくなりました。
よくなって一番嬉しかったことは?と聞きましたら
「友達と食べに行かれるようになったこと」と答えてくれました。
私もとっても嬉しかったです。
-
子供が気をつけたほうが良い物。
子供が気をつけたほうが良い物に、
卵、牛乳、大豆、魚、小麦、落花生などがあります。
ただし、絶対ダメではなく、これらを食べたときに、
咳やかゆみをおこしたら、しばらくさけるように。
親が花粉症の子供は、アトピーになりやすいので
離乳食も遅らせた方がよいです。
特に避けた方がよいものは辛い物、油っこい物です。
カレー、キムチ、唐辛子などは、体を熱くし熱をこもらせるので、
皮膚の赤みや乾燥を引き起こす可能性があります。
家族も協力しましょう。
どうしても食べたければ少量にして、野菜をたっぷり添えましょう。
唐揚げ、てんぷら、フライなどは、消化が悪いので、
タンパク質のまま胃腸の粘膜から吸収されてしまいます。
アミノ酸に細かく分解、消化されていないと、
体は異物だと思って、
やっつけよう!!と白血球やリンパ液、赤血球があつまり、
腫れて赤くなります。