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鼻の不調対策2 急性鼻炎(鼻かぜ)
透明なサラサラ鼻水・・風寒タイプ
このタイプは、風邪と寒邪が身体に入り込み、
身体が冷えることで起こる風邪の初期症状の鼻炎。
鼻かぜと言われ、鼻づまりや悪寒、頭痛などの症状が現れます。
養生の基本は体に侵入した風邪と寒邪を早めに追い払う事。
食事や飲み物、服装などに注意して、身体をしっかり温めるよう心がけましょう。
*気になる症状
鼻づまり(透明な鼻水)、鼻声、悪寒、頭痛、
節々の痛み、痰が白く薄い、舌苔が白い
*食養生
~体を温め、邪気を発散させる
ねぎ・大根・葛・しょうが・三つ葉・豆豉・白菜・香菜・辛夷茶 など
黄色く粘りのある鼻水・・風熱タイプ
風寒タイプと同様に、こちらも風邪の症状として起こる鼻炎。
身体に侵入した風邪・熱邪の影響で発熱や喉の痛みが現れ、
黄色く粘りのある鼻水が出るようになります。
このタイプの鼻炎は、まず体内の余分な熱を冷ますことが大切です。
重い鼻づまりがつらい時は、涼性の食材やお茶などを積極的に摂り、
体をすっきりさせるように心がけましょう。
*気になる症状
鼻づまり(黄色く粘りのある鼻水)、発熱、喉の痛み、
頭痛、口の渇き、痰が濃い、舌の先が紅い、舌苔が薄く黄色い
*食養生
~身体にこもった熱を冷ます
菊茶・スイカズラ茶・ごぼう・ミントティー・桑葉茶・れんこん など
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漢方薬膳サロン ウエマツ薬局
電話:049-245-6637
FAX:049-245-0613
メール:GZE03435@nifty.com
営業時間:10時~18時 定休日:日曜、祭日
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鼻の不調対策1
中医学では、鼻炎などの不調は、単に鼻だけの問題ではなく、
体内の臓器の状態も深く関わっていると考えます。
鼻と特に関係が深いのは、
呼吸を通して関わっている「肺」です。
肺が健やかに働いていれば鼻の状態も良く、
嗅覚は正常に保たれます。
また、身体の不調を引き起こす邪気(風邪、寒邪、熱邪など)も
侵入しにくくなるため、風邪による鼻炎なども
起こりにくくなります。
その他、食事の栄養から陽気(体を温めるエネルギー)を生み出し、
その陽気を上昇させて鼻を丈夫にする胃腸、肺の働きと
密接に関わる「腎」なども、鼻の状態と関係する臓器です。
鼻の不調は薬などで、一時的に症状を抑えても、
繰り返してしまうことが多いです。
鼻炎、鼻の不調が慢性化している人は、
自分の体質を見直して、鼻の不調を
起こしにくい体質づくりをしませんか。
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冬のウイルス対策3(肺が弱いタイプ)
《免疫力アップ術・肺が弱い人》
「肺」は、身体のバリアとなる「衛気」を
全身に張り巡らせる働きがあります。
また、ウイルスの侵入経路となる鼻や喉の粘膜、
皮膚などの状態は、肺と深く関わっています。
そのため、肺の機能が落ちると衛気のバリアが弱くなり、
鼻や喉の状態も悪くなって、ウイルスに感染しやすくなってしまうのです。
肺は乾燥に弱いので、冬は特に不調を起こしやすく、
風邪やインフルエンザにかかることも多くなります。
潤す効果のある食材を選び、こまめな水分補給や加湿器を使うなどし、
冬の乾燥から身体を守りましょう。
*気になる症状
息切れ、汗が出やすい、咳、喘息、慢性鼻炎、
風邪をひきやすく治りにくい、冷え性
口や皮膚の乾燥、便秘気味、声が弱い
顔色が白い、舌の色が淡く苔が白い
*食養生
~潤い食材で肺を整え、辛味で身体を温める
白きくらげ・鶏手羽・ヨーグルト・白ゴマ
大根・豆鼓・きのこ類・梨・生姜・ゆり根
はちみつ・ねぎ・豚足・みかん・くず など
白きくらげ⇒オンラインショップ
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冬のウイルス対策2(胃腸が弱いタイプ)
《免疫力アップ術・胃腸が弱い人》
基本的な体力をつけ、「衛気」を充実させるためには、
栄養をしっかり摂って体内の「気」を十分に養うことが大事です。
しかし、栄養を消化吸収する胃腸の働きが落ちていると、
体内の衛気やエネルギーが不足しがちになってしまいます。
その結果、免疫力が低下して
風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまうのです。
また、胃腸が弱っていると、ノロウイルスなどによる
感染性胃腸炎をおこしやすくなることも。
日頃から、疲れやすい人、胃腸の不調を感じやすい人などは、
まず弱った胃腸を元気にして、きちんと栄養を摂るよう心がけましょう。
暴飲暴食、冷たい飲食物は胃腸の負担になるので避けましょう。
*気になる症状
疲労感、倦怠感、冷え性、食欲の低下
胃痛、腹痛、胃のムカつき、軟便、
顔色が黄色い、舌の苔が白く粘ついている
*食養生
~胃腸の働きを整え、食欲を促す
大豆製品(豆腐・納豆・湯葉・豆乳など)
米・山芋・八角・豚肉・かぼちゃ・フェンネル
鶏肉・しそ・シナモン・太刀魚・陳皮(みかんの皮)
しょうが・鯛・山椒の実 など
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冬のウイルス対策1
気温が低く空気が乾燥する冬は、鼻や喉の粘膜が乾燥し、
ウイルスをブロックする力が弱くなってしまいます。
そのため、風邪やインフルエンザ、ノロウイルスによる胃腸炎と
いった感染症が流行します。
また、風邪やインフルエンザのウイルスは乾燥した環境を好み、
ノロウイルスは気温が低下すると生存期間が延びるとされています。
そのため、冬になるとこうした感染症が流行しやすくなるのです。
ウイルス対策には、身体の免疫力を高め、強い体質を作るのが大切です。
そのためには、まず体内の「衛気(えき)」を充実させることが
肝心と中医学では考えます。
衛気は体の表面(鼻や喉の粘膜、皮膚など)にバリアを張り、
ウイルスなどの侵入を防いでくれる免疫力の要です。
ところが、胃腸や肺(呼吸器系)の働きが落ちていると、
衛気の元となる「気(エネルギー)」を十分に養う事が出来ず、
バリアを張り巡らせることができません。
その結果、免疫力の低下を招き、ウイルスに感染しやすくなってしまうのです。
また、全身を巡って臓器や器官に栄養を与える「血(けつ)」の不足、
生命エネルギーの源「精(せい)」を蓄える「腎」の衰えなども
身体の根本的な虚弱を招き、免疫力を低下させる要因となります。
バランスの良い食事、十分な睡眠、ストレス発散などの
日頃のケアは体内の不調改善や免疫力を上げるために大切です。
日頃の養生でしっかり体質を整え、健やかな身体を保つように心がけましょう。