これは間違いです。
葛根湯が効かない風邪もあります。
特にアトピーで顔が赤いときには
温まりすぎてアトピーが悪化します。
中医学で考える風邪には
赤い風邪、
青い風邪、
黄色い風邪
があります。
葛根湯は寒気がして顔がやや青く
汗がにじんでいないときには非常に聞きます。
しかしのどが痛くて顔がやや赤く、
熱感がする赤い風邪には効きません。
薄荷や牛蒡の種、浜納豆などが配合されて
熱をとる働きが強められている
涼解楽(りょうかいらく)
という風邪薬が効きます。
また食欲がなくて気持ちが悪く、
顔色も黄色っぽいようなときは
胃腸型の風邪です。
このような黄色い風邪のときは
「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」がすぐ効きます。
私は初め日本漢方で、「風邪の初期には葛根湯」
と学びましたが、これで効かない患者さんがいるのに
疑問を持ち、中医学で、赤、青、黄色の風邪のタイプがあることを学び、
中医学の道に入りました。
しかし誰でも葛根湯を常備しておくのはいいことです。
まず寒気がしたら、汗が出ていなかったら30分以内に
熱湯に溶かして飲んでください。
今は煎じた汁がアルミのパックに入った葛根湯が
売られて、とても効果が良くなりました。
「ピュアドリップ葛根湯」
ウエマツ薬局オンラインショップでご購入いただけます。→こちら
葛根湯で効かなかったら
赤い風邪か黄色い風邪ですので、
こちらの風邪薬を飲んでみてください。
我が家では子供が3歳の時に、私が漢方を勉強し始めてから
一回も風邪でお医者さんにかかったことはありません。
すべて漢方薬だけで治りました。
テレビだけの情報で
「風邪にはどんなときにも葛根湯」
とだけ覚えていると、効かなくて
「漢方ってきかないじゃん」
など思われると漢方が泣きます(ノ_-。)