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漢方・紅花(ベニバナ)の口紅
今朝の山形県のベニバナの栽培風景をテレビでやっていました。
半夏生の咲く、ちょうど今頃、山形県では紅色のベニバナが収穫されます。
花を摘んで3日目頃濃い紅色になったころ、蒸して団子にして、
それを練ったものを、テレビでは舞妓さんが唇に塗っていました。
おちょぼ口の下唇だけにさした紅の色は、玉虫色にひかり、何とも言えず妖艶でした。
私も、早速つけたくなりました。
なぜなら、漢方ではベニバナは「紅花(こうか)」といい、
肩こりや、頭痛、生理不順などに「血行をよくし、瘀血をとる」働きで用いられるからです。
写真:紅花(こうか)
ベニバナが入った処方に「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」があり、
この漢方薬は、私が20年前に調べたときに96%の方の、頭痛、肩こりに効果があり、
結果を「中医臨床」という中医学の雑誌に載せたことがあります。
20年来肩こりで悩んでいた、ミシンの仕事をしていた女性は
この冠元顆粒で、肩こりはみるみるよくなり、15年以上飲まれています。
自然の物でできた漢方薬やベニバナの口紅は素晴らしいですね。
2014年7月6日 植松光子
(こちらの商品は、インターネット等による通信販売はしておりませんのでご了承ください。)
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持っていて良かった漢方の頭痛薬
こんにちは(^▽^)
アトピー・不妊 漢方専門ウエマツ薬局 薬膳担当の大山です。
急に暑くなりましたね。
先日より、私は夏バテで食欲不振におちいってしまいました(_ _。)
寒い北海道で生まれ育ってきたせいか、埼玉に越してきて、ウン十年。
毎年夏になると、夏バテで元気が出ない症状が続いてきました。
夏バテの正体は、汗をかくことによって、
「元気の気=パワー」も一緒にでてしまい、
疲れる、だるい、やる気なしといった具合になるのです。
休日に疲れていたので、じぃ~と何もしないでいたところ、
首がこり、肩がこり、といった症状が表われ、
あわてて体操したり、歩いたりとしたのですが、
だんだんと頭が痛くなり、ますます食欲もなくなってきてしまいました。
そこで、家にあった冠元顆粒を飲んでみました。
(※最近の食欲不振でいいかげんな食事をしていたせいか、
または年齢のせいなのでしょうか(ノ_・。))
首こり、肩こりによる頭痛がひどかったのですが、
うれしいことに良く効きました。
痛いのはホントいやなものです。
その後不快感もなくなり、食事もできてうれしいかぎりでした。
※食欲がないからといって食べないでいると
すぐに体調にあらわれるものですね(_ _。)
そして汗をかいたのに水分をあまりとっていなかったことに
改めて気付きました。
恐ろしいことに血がドロドロになっていたのかもしれません(x_x;)
夏バテに負けずに、
「気=エネルギー」を増やし、運動して血流を良くしていこうと
反省することがいっぱいです。
その日の夕食は、
血液をサラサラにしてくれる玉ねぎのサラダと、
気=エネルギーを補う長いもに、オクラを食べました。
薬膳アドバイザー 大山
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不妊症と冷え性
「夏でも手足が冷えます」「靴下をはかないと眠れないの」という声をよく聞きます。
防寒対策はしているのに冷えて仕方がない、ひどい方はしびれて痛いほどです。
冷え性は病気ではありませんが、漢方では立派な病状と考えます。
自律神経の乱れや、血流の悪さにより冷えが生じ、さらに冷えにより、ホルモンバランスを崩したり、
肩こりや頭痛、生理痛や生理不順、不妊の原因になります。
とくに女性は腰・下腹部に冷えが入りやすく、妊娠に重要な役目のある子宮や卵巣などに影響を与えます。
骨盤内の血流も悪くなり、臓器の機能が悪くなります。
私も大好きな「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」という漢方薬があります。
最近モデルさん達が愛飲していると雑誌に掲載され、問い合わせが殺到しました。
まずいイメージの強い漢方薬には珍しく、甘くて美味しい液体の薬です。
お湯で薄めた温かい「婦宝当帰膠」を飲むとほっこり身体の中から温まり、
「飲むカイロみたいです。」「手が温かくなった。」
「冷えが辛くなく生理痛がなくなった」
「美味しいのでもっと飲んでもいいですか?」と大好評です。
身体の中から温めて、妊娠しやすい身体づくりをしましょう。
薬剤師 国際中医師 植松 光子